【総会】長野遊協 新理事長に矢﨑信治氏就任

長野県遊技業協同組合(平林憲男理事長)は6月25日、長野市のホテル国際21において、令和7年(第59回)通常総会を開催。役員改選に伴い、3期6年を務めた平林理事長が勇退し、新理事長に矢﨑信治副理事長が就任した。矢﨑新理事長は、「平林(前)理事長の取組みを継承し、新執行部の中で総親和を目指したい」と所信とした。

総会において平林理事長は、「市場規模は減少し続け大変厳しい状況が続いております。お客様のさらなる回復・拡大につとめることが、最重要と考えられます。『遊びの力で、心を元気に。』というパーパスが発信されました。業界が果たしていくべき課題は、ギャンブル等依存症問題への積極対応の継続した取組みが望まれます」と述べ、地域に根ざした社会貢献活動を通じた健全営業を積み重ねていくことが重要と呼びかけた。

来賓として木榑秀満生活安全部長は、地域の安心安全な取組みとして社会貢献活動、青少年の健全育成支援、地域防犯活動、犯罪被害者支援、暴力団排除など、様々尽力していることに謝意。治安情勢では、特殊詐欺の増加に警戒を呼びかけた。また、防犯意識の啓発周知に向けて、引き続きの協力を要請した。

議事に際しては、全6議案を上程し、原案通り承認した。総会後には、山岸美和課長補佐(長野県警生活安全企画課・許可事務担当室)、両角尚之課長補佐(刑事部組織犯罪対策課・暴力団排除対策室)の2題記念講演を行った。「遵法営業の推進について」で山岸課長補佐は、広告宣伝ガイドライン(第3版)への取組みについて趣旨徹底を要請した。また、のめり込み防止対策については、ギャンブル等依存症対策基本法の改正を受け、なお一層の防止対策の推進。賞品取扱い等適正な運用を促した。

総会後の祝賀会では、萩原清県議会議員、渡邉誠管理幹(長野県警生活安全部・許可事務担当室長)、星山聖達副理事長(全日遊連、千葉遊協理事長)が祝辞を述べた。山田文明室長(長野県警刑事部組織犯罪対策課総括情報官兼暴力団排除推進室)の乾杯の音頭により懇親を深めた。

【新役員】(敬称略)
理事長/矢﨑信治
副理事長/江本日東、小山泰一、呉本成浩
専務理事/山越 哲

長野県遊技業協同組合