【総会】京都遊協 役員改選において白川理事長が勇退し、杉本新理事長が就任

京都府遊技業協同組合(白川鐘一理事長)は6月6日、京都市内の京都ブライトンホテルにおいて、第61期、同組合連合会第73回、同防犯協力会第39回の通常総会が開催され、任期満了に伴う役員改選において、10期20年理事長として組合を引っ張った白川鐘一理事長が勇退し、杉本潤明新理事長(写真・左)が就任した。

総会成立報告が事務局長より行われ、組合員総数52名中本人出席12人、代理人出席20人、委任状出席14人合計出席人数46人で総会成立。挨拶に立った白川理事長は、「日本経済は回復基調にありますが、不安定な世界情勢などを抱え、不透明な状況が続いています。業界に目を向けると、依存問題対策などの重点課題に加え、広告宣伝などのガイドライン遵守など徹底すべき事項が山積している中、営業店舗数・遊技台数及び遊技参加人口が減少の一途をたどっている中、非常に厳しい状況です。しかし、このような状況の今こそ、『遊びの力で、心を元気に。』という業界全体の存在意義を示すパーパスのもと、パチンコ・パチスロ遊技が国民から親しまれ、幅広い層から支持される真の大衆娯楽となるため皆様方の団結が必要不可欠だと思っており、本総会を契機に一致団結して取り組めば、必ず業界の未来は拓けると確信しております」と述べた。

議案審議に移り、議長団には坂本副理事長、新井、金本理事が務めた。第1号議案の令和6年度事業報告並びに決算関係承認の件は熊谷専務理事より報告され、損失処理の件と共に承認。第3号議案の令和7年度運営方針並びに事業計画の件では、事業推進の基本として、①パチンコ・パチスロファンの回復、拡大②パチンコ・パチスロ依存問題への対応③安定したホール経営の推進④広告宣伝、賞品提供及び貯玉・再プレーシステムへの適切な対応⑤積極的な社会貢献活動、を柱として、12項目の継続的重点推進事項を含む事業計画案が上程され、承認可決された。

第5号議案の任期満了に伴う役員改選において、10期20年同組合理事長として組合を引っ張ってきた白川理事長が今期をもって勇退し、新しく理事長として杉本副理事長が選出された。杉本新理事長は、「京都北部で事業を行っており、組合活動は約35歳より始まりました。4年前より副理事長職を拝命しまして、組合活動を行って参りました。しかし、今回理事長という大役を仰せつかることになりました。20年振りの理事長交代ということで、20年前のことを覚えておられる方は少ないと思います。また、20年前と今の業界は大きく様変わりしていることは皆さん重々ご承知の通りだと思います。我々は新しい体制として、沢山の人たちでみんなが知恵を出して、みんなのための業界、組合ということができるように若輩者ではありますが、執行部一同、粉骨砕身の覚悟で取り組んで参ります」として、改めて関係各位の理解と協力を求めた。

【新役員】(敬称略)
理事長/杉本潤明
副理事長/坂本真吾、巴山誠烈、木下大佑、新井丈博
専務理事/熊谷真人
監事/中島俊則、村中研治
相談役/白川鐘一

京都府遊技業協同組合