都市対抗野球 セガサミー延長満塁弾に屈する

第91回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の準決勝(12月2日)第1試合、セガサミー野球部(東京都)は、ホンダ(狭山市)と対戦。延長タイブレークまでもつれた試合は、ホンダ4番・佐藤選手の一振りが、センターバックスクリーンに入る満塁弾となり、6対2のスコアとなり敗退した。全得点がホームランという内容で、10回裏(1アウト満塁から)の攻撃では、逆転を信じる応援の拍手が最後の最後までこだました。

定刻午後2時に始まった準決勝。セガサミーは今大会初めて先制点を許す試合となった。しかし6回、3番・小野田選手、4番・根岸選手の連続ソロ本塁打で逆転。継投策も奏功する展開だったが、追加点のチャンスを生かせず、9回表ホンダの強打に同点と追いつかれた。

今大会は、会場の東京ドーム周辺は、都市対抗野球の出場チーム紹介や宣伝が、ほとんど見られない静寂の中、コロナ対策に万全を期した試合運営がなされた。そうした中、1回戦から優勝候補のトヨタ自動車を値千金のホームランで勝ち切り、西田監督の采配で投打がかみ合い、勝ち上がる程にチームムードが上がっていった。試合後、前回出場(2018)に次いで黄獅子旗(3位)を受けたセガサミー野球部、次なるチャレンジの始まりとなった。