財団大遊協 2025交流親睦会を開催

公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会(南條智宣理事長)は12月6日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において、奨学生親睦交流会を開催。同財団が奨学金により支援する留学生やOB奨学生、大学関係者等約60名余を招き、親睦を深めた。

交流会では、参加者はそれぞれに母国の民族衣装などを身に着けた中、有志団体(MBECオリエンタルダンスショー)によるベリーダンスで開宴した。ことばつなげクイズ競争、風船割りゲームなど、一足早いクリスマス交流で盛り上がった。また、親睦交流会の後半では、来年春に卒業する7名を紹介し、南條理事長から卒業生に記念品を贈った。南條理事長は、「来春卒業されますが、風俗・習慣など違う中で勉学に励み成果を納められました。この間、大学関係者はもとより、友人など多くの方に出会ったと思います。当財団の奨学生として活動したこと、忘れずにいてください。毎年この交流会は開催しますので、今度はOBという立場で、出席していただければと思います」と前途を祝した。

卒業生は、「日本に来た時は心配が多かったですが、多くの方々に見守られ、卒業できます」「奨学生として本当にお世話になりました。就職後もこの交流会に参加したい」「いっぱい楽しかった思い出をいただきました」「奨学生の面接の時は、不安が多かったですが、奨学生となって友人もでき、これからも頑張りたい」「奨学生としての経験は大きな糧になりました」「奨学生としてご支援をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです」「卒業後は日本で就職しますが、役に立てるよう仕事に打ち込みたい」とそれぞれ進路を報告するなど、奨学生として支えられたことに感謝と母国と日本との架け橋となりたいと抱負を述べていた。

同財団では、設立以来35年余となることから、卒業生らOB会の交流についても本格化したい考えであり、奨学生の勉学はもとより、日常生活の心配事や進路助言等に支援をしていく方向だ。

公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会