神奈川遊協 プロレス観戦券100枚を寄贈

神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)と神奈川福祉事業協会(同会長)は7月7日、神奈川県庁において、新日本プロレス・がん撲滅チャリティー試合の入場券100枚の寄贈を行った。

この催しは、新日本プロレス「G1クライマックス33」第17回「がんを知り、がんと向き合い、がんの克服をめざす神奈川づくり」がん撲滅チャリティー横浜大会として8月8日、横浜武道館(横浜市中区)において開催する。この試合に県内のがん患者と家族を招待し、勇気付けるため、入場券の寄贈を行った。寄贈式には伊坂理事長、小林昇副理事長、佐藤信晶専務理事、新日本プロレスリング公認プロモーターの(株)創から小島康江取締役会長をはじめ、神奈川県がん撲滅を目指す議員連盟の桐生秀昭会長、梅沢裕之県議会議員など、関係者が出席した。

伊坂理事長は、「この時期になりますと、このプロレスの入場券の寄贈を続けています。誰しもがんで身内の方を亡くされているところであり、がんを無くしていく活動は重要な取組みです。今後も寄贈を継続していきたい」と17回目となるこの活動意義を伝えた。桐生会長は、「プロレス興行を通じて元気を伝える取組みであり、関係者の方々の善意がさらに継続していけるよう努めていきたい」と述べていた。

寄贈を受けた黒岩祐治知事は謝意を述べるとともに、父親が末期がんとなり闘病した経験を振り返り、「私たちはがんを通して様々なことを学ぶことができます。がんにならないための未病を改善する取組みは大切です。そしてがんになったときどうするのかも大切。総合的にがんと向き合っていくことだと思います。闘病している中でもプロレス観戦して、夢中になれるという場を提供いただき、本当にありがとうございます」と「神奈川県がん対策推進計画」である「がんの未病改善、がん医療の提供、がんとの共生」の三本柱を進めていくとした。

受領団体を代表して、地方独立行政法人神奈川県立病院機構の吉川伸治理事長は、「がんと闘うという意味において、この取組みは本当に有難く、また患者さんやそのご家族も楽しみにしているところです」と謝意を述べた。寄贈されたチケットは、がん患者会やがん診療連携拠点病院等を通じて県内のがん患者・その家族を招待する。

神奈川県遊技場協同組合