社会貢献機構 社会貢献フォーラムin福島を開催

平和で住みよい社会づくりに貢献する事業への助成、依存問題の予防と解決に取り組む事業、そして社会貢献活動の顕彰を行う、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構(宮田亮平代表理事)は10月2日、福島市のとうほう・みんなの文化センターにおいて社会貢献フォーラムを開催。同機構と同じく主催を務めた福島民報社などが告知を行い、約270名が集まった。

地域をつなぐ社会貢献について考えるをテーマとして、第1部ではエッセイストの村松真貴子さんが被災地に残された家畜の物語り「フクシマのウシ」(スライド付)を朗読した。「フクシマのウシ」の作者で、芥川龍之介の孫でもあるタレント、エッセイスト、交通評論家の芥川麻実子さんが登場し、東日本大震災から10年。災害の記憶を心に刻み、これからを生きるために大切な事とはなど、各地の支援活動について振り返った。

第2部は、震災後の地域コミュニティーの再建をテーマにパネルディスカッションを行った。福島大うつくしまふくしま未来支援センターの菊地芳朗センター長、富岡町3・11を語る会の青木淑子代表、諸田英模理事長(福島遊協)、芥川さんがパネリストを務めた。未来へのメッセージのコーナーにおいて、諸田理事長は、「継ぐ、繋ぐ、紡ぐ」という言葉を掲げた。「『継ぐ』は二度とこのような過ち(原発事故)を繰り返さないためには、こうした事実を伝承していく事が大事だと思います。『繋ぐ』は小さな出来事でも語り繋いでいく事で心の痛みや個人の苦闘が理解できるという大切さ。『紡ぐ』は断片的な点から線へ、そして面にしていく事で、震災を経験していない人にも、世界の人にも、そして未来の人にもわかってもらえるようになる事を願いました」と述べた。

菊地センター長は震災から10年が経過し、「震災について『知らなかった』という子どもたちが増えてきている」と述べ、学問として震災を伝えていく事の重要性を強調。震災の教訓を伝える「語り部」の活動を続ける青木さんは、「最近は年代が下がり、中学生が震災について聞かせてほしいとやって来ている」と話し、語り部の育成など地域をつなぐために若手世代に語り継いでいく事の大切さを語った。

最後に、宮田代表理事が閉会の言葉を述べ、「パチンコ・パチスロ社会貢献機構はその名の通り、パチンコ・パチスロ業界の社会貢献活動を推進していく団体です。東日本大震災から10年が経過し、被害の大きかったこの福島でこうしたフォーラムを行う事ができた事に感謝しています」と謝意を述べた。