玉越 謎解きを通じて企業アピール

(株)玉越(本社/名古屋市守山区)は2017年卒業大学生の採用に向け、「体験型会社説明会」を開催した。説明会では学生が会社説明を企業側から一方的に聞くのではなく、謎解きゲームを通して企業文化、業界特徴をより一層感じてもらう趣旨だ。「遊び」を提供する会社ならではのスタイルに学生からも注目が集っている。

「魔の海域からの脱出」と銘打ったゲーム形式の説明会では、参加した学生が冒険家に扮し、地図の入った箱を開ける鍵を探す、という設定で謎解きを行った。社風や事業概要に関するキーワードをゲームにちりばめ、謎解きを進めながら会社に対する理解を促した。説明会は3月17日から31日まで3日間行われた。最終日となる31日は同社の本社を会場とし、5名の学生が参加。3日間通しての参加者は21名であった。

謎解きゲーム後に行われた説明会では、同社の業績や魅力などが伝えられた。挨拶に立った高木宏動社長は、ゲームを通じた説明会の開催経緯やコンセプト、意図する所などを語った後、「人生の1/3は仕事と言われています。一度しかない人生です。私は従業員が悔いのない1/3を過ごせるようにしていきたい。その為に皆で集まりチームやプロジェクトを組み、考えていく仕組みが玉越にはあります。従業員満足の追求、それが強みです」と魅力を伝えた。

尚、昨年実施した同趣旨の説明会後行ったアンケート調査では、参加前と参加後で同社への志望度が上がったとの回答が8割以上にものぼった。「会社の考えに共感できた」「会社の社風が伝わった」「働く人たちのチームワークの良さが伝わった」など、ゲーム体験を通じて肌で企業文化や業界特徴を感じたという声が多かった。

今回においても参加者からは「説明会は堅苦しい内容が多いが、参加者同士や社員とこんなにフランクに打ち解けあえる説明会は初めて。ゲームの中に様々なメッセージが盛り込まれており、玉越という会社もよく理解できました」との声が聞こえた。