東京遊協 経過措置対応と共に自主規制の必達を要請

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は9月28日、遊技会館(東京都新宿区)において、9月定例理事会を開催。規則改正による経過措置への対応に関心が高まっているが、短期間の対応のため、業界が連携して調整しているとして、全日遊連の長でもある阿部理事長は、個店単位の遵法営業を要請した。

冒頭、挨拶に立った阿部理事長は、「規則改正が具体化した中、8月は遊技機の設置調査等にご協力いただきました。これまでの全日遊連の調査の中、しかも短期間という中、高い回答率をいただきご協力に感謝申し上げます。その結果は8月31日に警察庁に提出致しました。その対応結果(経過措置)について組合員各位の関心は高いと思います。しかし現時点では協議し詰めていかなければならない事項が多く残っています。10月5日臨時理事会(全日遊連)で決定する予定です。また、警察庁からも宿題をいくつかいただいています。そうした意味で大切な事は、自分たちで自分たちの店をどう守っていくかという事に尽きます。新基準に該当しない遊技機(自主規制)の取組みが続いています。行政からは、全体では数値(%)的には守れているが、店舗レベルでは守れていないという指摘が続いています。今年12月の目標は30%です。7月末時点で、全体で既に30数%であり、問題なく推移しているのですが、店舗単位で守らない店の出る事が懸念されます。この店単位の達成率というものは、規則改正施行後に行政の指導対応に色濃く反映される事が予想されるからです。自分で自分の店をどう守るかという事、30%という自主規制を必ず実行する事が、重要になっているのです」(要旨)と述べた。そして経過措置の対応について、認定はかなりの台数が予想され、短期間での円滑な対応に理解と協力を呼びかけた。

議事では、最初に臨時総代会で役員の補充(4組合長)選任を行った。理事会においては、議決事項3議案、報告事項18項目を審議した。
【決議事項】
(1)「東京都受動喫煙防止条例(仮称)の基本的な考え方」について意見(案)について/10月中に組合として条例案に対する意見を提出する(決議)。
(2)高圧電気料金クレジット決済システムの斡旋について(案)/承認。
(3)産業廃棄物ルート回収サービスの斡旋について(案)/承認。
【主な報告事項】
(1)「遊技場経営者研修会」の開催について/10月18日開催予定。
(2)「安心パチンコ・パチスロアドバイザー講習会」の開催について/11月7日2部構成(計1000名)で専門DVDによる講習。全店舗3名(約3000名)規模になるまで継続して開催していく方針。
(3)第21回都遊協チャリティコンペ」の開催について/11月1日開催予定。
(4)会計助言の実施状況について/現在43組合で実施。
(5)平成28年度分使用済み遊技機リサイクル量調査結果について
(6)2016年度分ホールにおける電気使用量等調査票回答状況について
(7)遊技機リサイクル事業の進捗状況について
(8)多摩運送からの新台運送料金改定の申し入れについて
(9)平成30年の「都遊協ファン感謝デー」について/高島屋により第26回、27回の企画について報告。
(10)ロッテからの提案について/クリスマスセールの案内。
(11)共同購買事業及び団体保険事業の中間結果について
(12)全日遊連「全国ファン感謝デー」の注文結果について/第27回・11月17〜19日開催・1692セット(766店)。
(13)新基準に該当しない回胴式遊技機及び高射幸性遊技機の推移について/
(14)認定申請について/現行規則機の認定申請希望調査の実施、全商協・回胴遊商からの点検確認作業に関する要望書
(15)「フォーラム110」の開催について/10月11日開催日工組メーカー担当者を招き「規則改正後の遊技機のゆくえ」についてパネルディスカッション予定。
(16)石巻「川開き祭り」への参加結果について/7月31日〜8月2日の参加報告。
(17)「組合まつりinTOKYO」へのパチンコ出展結果について/8月30日の結果報告。