東京遊協 優しいホール目指し応急手当の講習開催

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は12月21日、遊技会館(東京都新宿区)において、応急手当について習得する「普通救命講習」を開催。公益財団法人東京防災救急協会から、山本美子さんと外山政子さんを講師に招き、心肺蘇生やAED、異物除去、止血法など応急手当について32名が参加した。

冒頭、組合を代表して安藤薫専務理事は、「この講習は今回2回目となる。これからホールは年末を迎え、多くのお客さんが来られると思う。その中で高齢者の方々もいるので、もし万一の事があった時、すぐ対応できるようにという事で講習を開いたわけです。どうか知識と技術をしっかりと学んで頂き、いざという時、すぐに対応していだだきたい。皆さん一人ひとりが学んでもらえば、それが同僚の方々も広がっていくでしょうし、優しいホールが出来上がっていくのだろうと思います」と、安心して遊べるホールづくりに取り組んでいくよう開催意義を述べた。

「講習」では、応急手当の基本として、救急車が来るまで何らかの処置をしないと命は助からない。心停止の予防、早期認識と通報、一次救命処置など、救急車が到着するまで(平均約8分間)の対応の重要性を学んだ。そして心肺蘇生のための胸のマッサージ(胸骨圧迫)やAED(自動体外式除細動器)の使い方、さらに窒息の手当、止血の方法など知識と実技を約3時間習得した。