東京遊協 「サマーフォーラム2018」開催

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)の機械対策委員会と青年部会は7月6日、遊技会館会議室において「サマーフォーラム2018」を開催。受動喫煙防止関連、新規則遊技機の動向など、関心を集めた。

冒頭、佐藤統機械対策委員長からは、受動喫煙関係として、東京都が6月27日独自の「受動喫煙防止条例案」を議会で可決(2020年4月から完全禁煙)した事から、「パチンコホールは多くの人が利用する施設として、原則屋内禁煙、喫煙専用室設置可とする第2種施設となります。加熱式たばこの対応は政府案と足並みを揃える内容になり、加熱式たばこ専用喫煙室内での飲食等も可能になったとされ、近県との差はないという受け止めの声があります」と述べた。もう一つの「のめり込み対策」が最重要課題として取組む事を掲げ、安心パチンコ・パチスロアドバイザーの養成、幼児の車内放置事故の防止に協力を呼びかけた。

受動喫煙防止関連セミナーでは「受動喫煙防止に関する法令について」(日本たばこ産業東京支社営業総務部社会環境推進担当・吉田祐介氏)、「分煙環境整備について」(同たばこ事業本部M&Sグループ東京支社営業総務部・三浦浩治氏)。ただ、細かな基準などはまだ決まっていないところから、これまでの経緯と対応ポイントなど解説しながら、今後動向が決まれば情報発信・対応アドバイスに努めたいとした。

「受動喫煙防止法令対策としての構造設備変更における注意点」(のぞみ総研・日野孝次朗氏)では、(1)全面禁煙(2)加熱式たばこ対応専用遊技室の考え方(未確定)(3)喫煙専用室の対応について、それぞれ想定して解説した。特に「構造設備変更」の手続きについて、厳守事項を再確認した。

続いての遊技機セミナーでは「新規則遊技機の動向〜2018年の上半期を振り返り、そして3年後までを予測」と題して、村岡裕之社長(パチンコビレッジ)が務めた。