日遊協 MIRAIと合同してプロジェクトチーム立ち上げ

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は3月17日、本部会議室を拠点に定例理事会を開催した。その後、午後5時より記者会見(オンライン)を行った。

冒頭、西村会長は、「色々な課題対応があるわけですが、今一番大きな事として、今年の参議院選挙があります。時代はどんどんと推移しております。今日の理事会協議を含め感じていますのは、年内にスマートパチンコ・パチスロの市場提供が予定されています。それに伴い業界はデジタル化を進めていかなければなりません。MIRAIと合同でプロジェクトチームを立ち上げています。ある程度まとまれば行政にも要望していきたいと思います。貯玉あるいはキャッシュレスなど色々あるところです。日遊協という横断的な役割をフルに生かして丁寧に進めていきたいと思います。3月15日の政治連盟の席で私なりの発言をさせていただきました。改めて、遊技業界が世間にきちんと認知され、社会的な地位向上につながるような活動を木村義雄先生に期待しています。そのためにも私たちは応援できるような環境づくりに努めていきたいと思います。オール業界の意識で一体感を持って業界が進展するよう取組んでいきたい」と日遊協の使命感を述べた。

【主な質疑】
①広告宣伝ワーキングチーム(WT)の審議状況について/広告宣伝の規制(自主規制含む)については、各地域によって違っている。ホールの経営が厳しい状況下、新たなファンの開拓、新たなSNS等を使ったPR手法など加味して、業界としてどうした広告宣伝のあるべき姿を協議する事がWTの目的。2月にホール4団体でWTの協力を呼びかけ、2月18日・3月2日と開催した。まだ基本的な事として、事実関係については問題ないという共通認識で、遊技機性能は可能だという基準はできている。まだいつまでにまとめるという目処はなく、一定の基本ルール(表現方法、デザイン、対象など)ができればという事で進めている段階。開催は月1回のペースで進めている。
②遊技機関連検討会(仮称)(旧 遊技機の大型化に関する検討会)について/遊技機の大型化、重量化については、メーカー団体に要望として周知できたという段階。現在、音量について向いている。厚生労働省の騒音に関するガイドラインづくりが行われており、ホールの音量関係について目線が移っている。ガイドラインは7月にも策定されるようなのでスピード感を持って取り組みたい。
③キャッシュレス推進PTについて/デジタル化社会の中で、パチンコのキャッシュレスへのニーズをどう対応するのかについて、MIRAIにも参加してもらい合同PTとして対応する事にした。
④貯玉補償基金における貯玉補償上限の引き下げに関する件/手数料の問題だけでなく、そもそも「貯玉」とは、というところ含めて、日遊協ならびにMIRAI合同で意見を取りまとめていくPT発足する事にした。
⑤木村義雄氏(前参議院議員)を支援する件/本日の理事会ではオンラインで木村氏より所信のご挨拶があった。

【主な議題】
①新入会員の承認に関する件
②令和4年度事業計画及び重点推進事項(案)に関する件(重点推進では新たに遊技機の音量対応、インバウンド等の対応は控えた)
③21世紀会(1月25日開催)、ホール4団体会議(1月20日開催)について(全日本遊技産業政治連盟の木村義雄氏の推薦について)
④ギャンブル等依存症対策推進基本計画(令和4年度変更案)
⑤遊技機関連検討会(仮称)(旧 遊技機の大型化に関する検討会)の審議状況について(主に音量問題)
⑥広告宣伝ワーキングチームの審議状況について
⑦専門委員会、プロジェクトチームの活動状況について
⑧庄司孝輝前会長のお別れ会の開催(3月25日)について
⑨遊技産業データブック2022について