日遊協 令和4年度第3回「女性活躍推進フォーラム」開催

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は11月24日、令和4年度第3回目となる女性活躍推進フォーラムをオンライン開催。会員ホール企業など30社から女性正社員55人が参加した。

今年度の最終目標「増客をテーマにした、自社に持ち帰り実践できる企画のプレゼンテーション」に向け、折り返した。司会は、Aグループ(チーム「実りの森のなかまたち」)の担当で、前回の振り返りやフォーラムの目的とゴールの再確認などから始めた。

今回用意されたセミナーは、「安心感を与え、信頼される接遇マナー~ホテル&ディズニーから学ぶその秘訣」について、湯佐弘子氏(マナーセンス社)を講師に招いた。湯佐講師は、元ディズニーブランドホテル教育担当/総支配人代行、シティホテルのコンシェルジュなど豊富な経験をもつサービスプロフェッショナルコーチ。接遇を含むサービスに携わるプロフェッショナルに必要な、「役割にふさわしい外見管理」や「豊かな表現力」など8つの力とは何か、に始まり、脳の働き、心理学から紐解く安心感の醸成や、やる気を引き出す「ペップトーク」などの解説を受けた。ペップトークは、短く、分かりやすく、肯定的な意味を引き出す言葉がけ。どのような状況でも自分指針のとらえ方を変換させることで感情や行動も変えることができ、サービス向上や職場のチームワーク、自分自身の人生を豊かにできることを学んだ。また自身が発する肯定的な言葉は、受け取る相手が気持ちよく、またこちらが望む行動につながりやすくなるため、接遇の場面で非常に有効であること。自分自身の成長や、指導の際にも有効であるため、意識的に言葉を使うことなどが勧められ、実習による体験も行った。

第2部はグループに分かれ、各グループの企画書完成を目指し「企画内容」や「効果」の各項目の議論を深めた。

同フォーラムは、女性活躍のテーマに絞り、学びと創造の場として平成27年度から開始。女性も働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業、業界づくりの一環として人材育成委員会が企画開催している。会員企業の枠を超え女性社員同士が一緒に現状の課題抽出や改善策の模索、キャリアプラン、ワークライフバランス等について考え、それを自社において広める側になれるよう養成している。令和2年度からコロナ禍という事で、Zoomにより開催している。令和4年度は過去最大の参加人員となっており、Zoomにより、全5回の開催を予定。次回は12月22日に開催する。

女性活躍推進フォーラム