日遊協 令和元年度第3回「女性活躍推進フォーラムin東京」開催

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)は10月17日、三洋グループビル(東京都中央区)において、令和元年度第3回目となる女性活躍推進フォーラムin東京を開催。会員ホール企業16社から女性正社員22人が、1カ月店長体験を試みた。

前回は、実務講座「プレゼンテーション」セミナーによって伝えるのではなく伝わる事、相手に内容を理解してもらい同意・納得へ導く技術や準備・段取り力を学んだ。今回は、身近なテーマで投資と経費コントロール、利益の視点を学び、営業店で動くお金の流れを楽しみながら把握するため「1カ月店長体験セミナー〜人が動けば数字が動く〜」を受講。立川美夏子講師(エンビズ総研)の指導のもと店長体験にチャレンジし、店長の役割、能力について今一度再認識した。

立川講師からは、初回(6月20日開催)の「インバスケット思考」セミナーから4カ月、優先順位をつける力と問題解決の力を養い、生産性を高めていく上で大変重要な時間管理の意識を高める事の実践努力を投げかけた。「する、しないの優先順位を日頃から意識して行動して欲しい。重要度、緊急度を考える。緊急ではないが重要なものは着実に処理する事を心がければ、スムーズな仕事、時間(余裕)ができると思います」と毎日できる事を積み重ねて欲しいとした。店長(管理者)の役割については、「リーダー(Leader)」「フォロワー(Follower)」「プレイヤー(Player)」「コーディネーター(Coordinator)」「パートナー(Partner)」の5つに類型した。

その後、店長シミュレーションでは、遊技台600台(P400台・S200台)、郊外店、通常稼動率30%の店舗を1カ月担当。営業施策としては新台入替、広告宣伝(チラシ等)、追加人件費などを選択して、どういった営業ができるか、収益と費用の相関関係を模索した。「今回のシミュレーションは、それぞれの条件を選択して、費用対効果が一番大きくできるか、しっかり数値で見極められるかを養うものです」と実務講座の狙いを伝えた。

同フォーラムは、女性活躍のテーマに絞り、学びと創造の場として平成27年度から開始。女性も働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業、業界にづくりの一環として人材育成委員会が企画開催している。会員企業の枠を超え女性社員通しが一緒に現状の課題抽出や改善策の模索、キャリアプラン、ワークライフバランス等について考えていく。今年度も東京4回、九州3回を開催している。

立川講師