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一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は3月14日、会員18社、547ホール(内、ホール情報記入ありは233ホール)、回収サンプル数 2950名の「パチンコ・パチスロファンアンケート調査2023」を発表。参加人口の維持・拡大に繋げるための施策を導き出す為の基礎資料となる本調査は、日遊協広報調査委員会が「パチンコ・パチスロファンアンケート調査」として、毎年行っている。
経過措置が終わり、スマート遊技機が登場。コロナ禍が快方に向かっている中だが、諸物価高騰により、可処分所得の減退は否めない中、ファンアンケートでも、「お金の余裕がなくなったから」に関して3年連続で比率が上昇している。
【一部抜粋】
■今年最もよく遊んだ貸玉・メダル料金
・TOTALでは「4円パチンコ」が3年連続で減少、「20円パチスロ」が3年連続で増加。
・性年代別に見ると「4円パチンコ」の比率は男性が20代以下、女性が30代で最も高い。「20円パチスロ」では男性が40代、女性が30代、40代で最も高い。
・「1円パチンコ」の比率は男女共に60代以上が最も高い。
■前年と比較して増えた娯楽
・「動画共有・サイト視聴(YouTube・ライブ配信など)」が最も高く、20.9％。「スマートフォンゲーム」「動画コンテンツの視聴(Netflix・Amazonプライムなど)」が続く。
・「パチンコ・パチスロ」は16.7％で4番目に高く、2021年度、2022年度と同程度。
■今のパチンコ機の不満点
・パチンコ機の不満点としては「大当りしにくい」が34.5％で最も高く、3年連続で上昇。「あまり連チャンしない」「あまりお金をかけずに遊ぶことができない」が続く。
・2022年度と比較し「音がうるさい」は5.1pt、「光がまぶしい」は3.8pt低下しており、不満点への改善傾向が見られる。
■今のパチスロ機の不満点
・パチスロ機の不満点としては「あまりお金をかけずに遊ぶことができない」が25.4％で最も高く、3年連続で上昇。「あまり連チャンしない」「大当たりしにくい」が続く。
・「大当り時の出玉が多く期待できない」は3年連続で低下し、2022年度から5.6pt低下。
スマート遊技機経験率/スマート遊技機経験別の傾向
■スマート遊技機経験関連
スマートパチンコの遊技経験率は48.7%、スマートパチスロの遊技経験率は51.4％。スマートパチンコの未経験理由は「好きな機種・遊技機がないから」が最も高く、スマートパチスロの未経験理由は「複雑で難しくてよくわからないから」が最も高い。また、理由のうち「スマートパチンコを知らなかったから」は17.6％、「スマートパチスロを知らなかったから」は18.2％。
《性年代別：スマート遊技機経験》
スマートパチンコ・パチスロに共通して、遊技経験者は「男性20代以下～40代」が6割を超え、遊技未経験者は「男女60代以上」が4割を超える。
《スマート遊技機経験別：ホールへ行く月平均回数/1日あたりの平均使用金額/今年最もよく遊んだ貸玉・メダル料金》
スマートパチンコ・パチスロに共通して、遊技経験者は遊技未経験者と比較し平均使用金額が高く、一方でホールへ行く月平均回数は少ない。貸玉・メダル料金に関しては、スマートパチンコ・パチスロ遊技経験者は「20円パチスロ」が、スマートパチンコ・パチスロ遊技未経験者は「1円パチンコ」が最も高い。
《スマート遊技機経験別:今のパチンコ機の不満点》
スマートパチンコ・パチスロに共通して、遊技経験者は「大当りしにくい」が、遊技未経験者は「あまり連チャンしない」が最も高い。
《スマート遊技機経験別：今のパチスロ機の不満点》
スマートパチンコ・パチスロ遊技経験者と、スマートパチンコ遊技未経験者は「あまりお金をかけずに遊ぶことができない」が最も高い。スマートパチスロ遊技未経験者は「あまり連チャンしない」が最も高い。
《スマート遊技機経験別：今後のパチンコ・パチスロの継続意向・意向理由》
継続意向あり(「とてもそう思う」「そう思う」の回答者)はスマートパチンコ遊技経験者が58.0％、スマートパチンコ遊技未経験者が52.8％、スマートパチスロ遊技経験者が55.7％、スマートパチスロ遊技未経験者が54.9％。継続意向の理由として、スマートパチンコ・パチスロに共通して、遊技経験者は「機種が面白いから」「遊びたい機種が置いてあるから、多いから」が高く、機種に対する評価の高さが継続意向に繋がっていることが伺える。一方、スマートパチンコ・パチスロに共通して、遊技未経験者は「店員の対応、態度がよいから」が最も高く、ホールでの居心地の良さが継続意向に繋がっていることが伺える。