日遊協 「女性活躍推進フォーラム」5年目が始動

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)は6月20日、三洋グループビル(東京都中央区)において、令和元年度女性活躍推進フォーラムin東京をスタート。会員ホール企業16社から女性正社員24人が参加した。“キャリアプランニング”と“ワークライフバランス”という2つのテーマを通して、業界課題の抽出や改善策を模索し、さらに働きやすい職場環境を作るための場と、それを後押しする学びの機会として、2020年まで続くロングプロジェクトとなっている。

はじめに、企画運営する人材育成委員会の前田竜哉委員長より、日遊協の活動と女性活躍推進フォーラムの意義など説明した。「今以上に女性の方の活躍が日本において求められるでしょう。このフォーラムをきっかけに、皆さまの中に眠っているアイデアや能力を開発・見つけてほしい。一人よりも二人、もっともっと同じ仲間をつくり、集まっていける機会として欲しい。令和最初のこの1年、楽しむ事だけを考えて、有効に使っていただきたい」と挨拶。前田氏が最近感銘したドラマ「わたし、定時で帰ります。」で用いられた言葉「会社だけの人間になるな 人生を楽しむ 色々な人と出会い 世界を広げろ その積み重ねがいい仕事を作る」を紹介した。

セミナーでは、講師としてエンビズ総研の立川美夏子氏により「インバスケット(未処理箱)」を片づけるシミュレーションゲームを行った。限られた時間や状況の中で、アクシデントを処理する等、判断力を養った。今回は、初日の開店1時間前クレープ屋の店長の立場を想定、次々と起こる10のアクシデント(冷蔵庫の具合が悪くなった、クレームなど)をどう処理対応していくか、各グループで話し合った。「大切な事は、『緊急度』や『重要度』といった判断軸により、優先順位をつける事」とレクチャーした。

同フォーラムは、女性も働きやすい環境、キャリアを描ける風土、女性が一層輝く企業、業界にづくりの一環として人材育成委員会が企画開催している。会員企業の枠を超え女性社員通しが一緒に現状の課題抽出や改善策の模索、キャリアプラン、ワークライフバランス等について考えていく。また、議論が深まるようなセミナーの実施、ネットワーク形成など企画していく。今年度は東京で4回、福岡で3回開催する予定だ。