広島遊協 健全営業に向けた研修会を開催

広島県遊技業協同組合(延川章喜理事長)は10月21日、広島市中区のリーガロイヤルホテル広島において、「経営者等健全営業推進研修会」を開催。組合役員や経営者、管理者・店長等233名が参加した。

冒頭、延川理事長は2年余続くコロナ禍の中、「お客様のパチンコ離れと併せて、新規則機の導入コストが重く圧し掛かってきており、今後の展望が望めないことから、やむなく廃業を決断せざるを得ないホールが出てきている」と憂えた。そんな中、11月からは、スマートパチスロの導入が始まり、パチスロ市場のカンフル剤になって欲しいと期待した。「我が組合は、2023年で結成60周年を迎えるという長い歴史があります。その我々の遊技業界は、いわゆる賭博とは一線を画した日本の伝統的な『大衆娯楽』として発展し、国民に幅広く愛され親しまれてきたものです。それに加え、社会への恩返しとして、青少年の健全育成やスポーツ大会への支援、防犯意識の普及や暴力追放など各種の分野で様々な社会貢献活動を展開し、世間からも認められているところであります」と、長年積み上げてきた取組みを掲げ、「身近で手軽な大衆娯楽」に一丸となって推進していくことと呼びかけた。

研修会では、許可等事務担当室の和泉英樹係長(広島県警察本部生活安全総務課)より、業界の健全化の推進に関し「のめり込み対策・依存症対策」「広告宣伝について」「くぎ曲げを含む不正改造事犯の根絶」「適正な賞品の取扱」「子どもの車内放置事案の絶無」等、講話を通じて要請した。その後、POKKA吉田氏を講師に迎え、「スマート遊技機登場とその後の大変化」と題して、遊技業界が大きな転換期に来ているとした。

広島県遊技業協同組合