岡田美術館 琳派(りんぱ)400年記念「箱根で琳派 大公開」

(株)ユニバーサルエンターテインメント(本社/東京都江東区)の取締役会長である岡田和生氏が名誉館長の岡田美術館(小林忠館長)は、9月5日から平成28年3月31日まで「箱根で琳派 大公開〜岡田美術館のRINPAすべて見せます〜」の一般公開が始まった。9月4日には、プレス関係者への特別内覧会を開催した。小林館長は、2013年10月にオープンして以来「間もなく2年を迎える幼い美術館だが、着実に認知を得てきている」と述べた。

今回の特別展の経緯として、豊かな装飾性が特徴の画派「琳派」誕生400年を記念する今年、日本橋三越本店において「岡田美術館所蔵琳派名品展」(1月21日〜2月2日)を開催したところ、3万5千人余の多くの来場があった。大好評だった所から、展示した43点を含み岡田美術館が所蔵する琳派全85点を展示する特別展が実現したもの。

岡田美術館は全5階からなり、約5000平方メートルの展示面積。同館敷地内には源泉掛け流しの足湯カフェ、昭和初期の日本家屋風のカフェ「開化亭」、ミュージアムショップ、そして約1万5000平方メートルの庭園など、美術鑑賞を取り巻く環境も充実の度を増している。

また、琳派展を記念し同館マスターシェフ・三浦直樹氏による新作のオリジナルチョコレート「ボンボンショコラセレクション光琳菊図屏風チョコレート」を期間限定発売。尾形光琳「菊図屏風(きくずびょうぶ)」をモチーフにした珠玉の5粒。秋の味覚を中心に和のフレーバーを組み合わせている。

□岡田美術館
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1

岡田氏が美術蒐集の原点ともなった琳派・尾形光琳の「雪松群禽図屏風」(江戸時代前期)について説明する小林館長

琳派展を記念した新作オリジナルチョコレート