回胴遊商 「幼児車内放置」巡回結果はゼロ

回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)は、令和4年度「幼児車内放置ゼロ」巡回活動の結果をまとめ、発見事例ゼロと発表した。

この「幼児車内放置ゼロ」活動は、平成17年8月からスタートし、18年目を迎えた。毎年5月1日から10月末日までを「幼児車内放置ゼロ」巡回活動期間として活動、組合員ならびに特別会員、賛助会員の協力もあり、取引先(ホール)を訪問する際、車内巡回用の腕章、ビブス等を着用して、ホール駐車場等を巡回している。

3年目となった新型コロナウイルス感染症拡大防止にも配慮しながらの取組みとなった。平成18、19、23、27、29、30年では発見事例があり、平成17年からの巡回累計では、組合員10社、15名の発見報告があったが、令和4年度は、幸いにも発見事例はなかった。

総括として、「園児がバスに置き去りにされる事件もあり、車内放置は重大な社会問題にねっているので、せめて業界内からだけでも幼児車内放置ゼロを目指したい」「何かと業界は悪いことはすぐに報道されてしまう。世間のイメージとは異なり、ホールは忠実に真面目に駐車場の巡回活動を行っている。ただ、1回でも事件が起きると今まで行ってきたことがすべて無にされてしまうので、今後も巡回活動を続けていく」など「幼児車内放置ゼロ」活動の継続を再喚起している。

巡回を通じ、気づいた点など報告書の提出があり、「車内にバッグ等が置いてあるケースがあり、アナウンスで注意喚起を促してもらった」「エンジンをかけたままにして休憩している車が散見された。声がけし、ホールに報告している」「平面駐車の場合は、特に黒等の色の暗い車には重視して巡回」「立体駐車場の場合は、見えにくいところでは、LEDライトで巡回」「ペット等車内に置いたままのケース、ゴミ等が散乱しているケースもあり、注意している」など、巡回活動への関心の高さと熱意が感じられる取組みとなっている。

回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)