同友会 限られた時間の中、スピード感ある回収に連携

一般社団法人 日本遊技産業経営者同友会(東野昌一代表理事・写真右)は6月15日、オーラムにおいて、6月定例理事会を開催。午後3時30分から始めた定例理事会には、正会員39社・66名、賛助会員54社・93名の合計159名が出席した。回収撤去問題については、スピード感もって対処していくことが重要と東野代表は強調。新規入会では、(株)オン・ザ・コーナー(西江顕治代表取締役/石川県)、ゆうネット(株)(日比野聡代表取締役/東京都)の賛助会員2社を承認。これにより正会員61社、賛助会員83社となった。

午後5時半過ぎから、東野代表、金光淳用副代表が記者会見に臨んだ。
■「遊技くぎ」に係る対応報告について。6月2日日工組による説明があったことを受け、対応を協議。(1)年内撤去回収 (2)6月中に全撤去リストの公開 (3)撤去回収の共同声明という要請点では、共同声明の内容については代表理事に一任。「リストは6月中に公表されるようだが、おそらく来週には発表されるのではないだろうか。粛々と取り組む事が大事であり、特に回収のスピード感が必要。年末に一挙にできるかというと大変であり、各社が計画を立て順次対応しなければいけない。本来のファン人口の拡大という同友会活動に早く立ち戻れるよう、と会員には説明した。声明案についても時間は限られている」(東野代表)。

■「ちょいパチ」導入を会員5社ほど検討しているとの件に関して。「6月中旬より第1弾として数機種だがリリースされてきている。ちょいパチコーナーを作るにしても最低8台は必要ではないかという提案の中、さらに検討する会員企業は増えていくのではないだろうか。今後、普及促進に向け、勉強会など、要望があれば対応していきたい」(東野代表)。

■昨年来、業界各団体は日遊協への団体加入が加速し、日工組、日電協、全商協、回胴遊商、そして同友会が再加入となった件。「日遊協は、横断的組織としての立ち位置がある。団体加入した中、同友会はホール団体であり、その問題意識でスピード感持って一緒に取り組みたい。差し当たって禁煙・分煙の課題を提言対応していきたい。未来志向でよりよい産業づくりに連携努めていきたい」(東野代表)。

【主な報告事項】
(1)リカバリーサポート・ネットワーク活動支援/会費3万円・寄付12万円 (2)「ちょいパチ」の導入 (3)11月定時理事会&大阪ストアコンパリゾン/11月11〜13日 (4)日遊協総会/6月9日・団体加入報告、正式に理事就任、課長講話内容報告 (5)遊技産業健全化推進機構の社員総会 (6)「遊技くぎ」に係る対応/6月2日の日工組説明会の報告について等、協議報告内容を発表した。

熊本県被災地支援ボランティアは、第1陣(5月10日〜11日)有志会員企業6社・20名、第2陣(5月12日〜13日)有志会員企業8社18名と活動。今後、第3陣(6月27日〜29日)、第4陣(6月30日〜7月1日)を予定している。

昨年度より再編された3委員会内の分科会編成では、新設分を報告。
○人材活用委員会(清水文徳委員長/ネクストステージ研究分科会(新)、店長マネージメント分科会、女性社員による交流研修運営分科会、採用関連分科会、人事交流分科会
○営業システム委員会(浅野哲洋委員長/入替・自粛の検証研究(新)、ホール営業・遊技機分科会、建物・設備分科会、セキュリティー分科会
○経営戦略委員会(金貴如委員長)/禁煙・分煙の調査研究(新)、財務研究分科会、パチンコ集客研究分科会