北海道4団体 健全営業推進セミナー2017開催

札幌方面遊技事業協同組合ならびに札幌遊技業協同組合(合田康広理事長)、札幌遊技業支配人会(鶴見正明会長)、一般社団法人 日本遊技関連事業協会北海道支部(美山正広支部長)は10月19日、札幌市の札幌コンベンションセンターにおいて、健全営業推進セミナー2017を開催した。

午前の管理者向け研修会において、合田理事長は主催者挨拶にて、業界関係者ならび各社の協力により4団体合同によるセミナー・展示会が開催できたと謝意を述べた。その中、北海道では初となる「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」講習会の開催意義を伝え、新たな業界健全化に協力を呼びかけた。紺野義弘指導官(北海道警察本部・生活安全部保安課)は「ぱちんこ営業における健全営業の推進について」講話。紺野指導官は冒頭、祖父の景品チョコを楽しみにしていた幼少の頃のパチンコの原体験を披瀝し、パチンコのイメージづくりに果断に取り組んで欲しいと所感を述べた。指導官としての立場では、(1)広告宣伝等の健全化の徹底(2)規則改正が9月4日公布となり、パチンコのイメージ刷新の絶好の機会として遵法営業を呼びかけた。管理者セミナーに入り、「ゴト犯罪に負けない札幌共同戦線2017」と題して、高石隆一氏(ジャパン・セキュリティ・サービス)が、ホール支援セミナーを開催した。そして第1部最後に、美山支部長が挨拶した。美山支部長は、「この大きな変革の波を乗り越えなければなりません。この変化を業界の目線ではなく、顧客目線でとらえてしっかり対応する事が大事です。この変化は、希望をもって取り組むべき対応です」と業界が一丸となって対応する事の重要性を力説した。

午後からの「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」講習会には約400名余の参加で開催した。来賓を代表して、阿部恭久理事長(全日遊連)は、認定申請のスムーズな対応、業界自らが約束した自主規制の達成、そして安心パチンコ・パチスロアドバイザーは、年内・全国でで約1万6000名規模で修了証が発行される予定となっていると、画期的な取り組みの推進に理解と協力を求めた。その後の「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」講習会は、DVDを放映(約1時間48分)。「遊技業界の依存問題への取り組みについて」(阿部理事長)、「パチンコ・パチスロ依存問題と安心パチンコ・パチスロアドバイザー」(西村代表)、「安心パチンコ・パチスロアドバイザーの役割と実際」(栗山昌人氏・サンキュー)、「お客様からの相談への実際の対応例」(西村代表・栗山氏)の順での講習プログラムを受けた。最後に、鶴見正明会長(札幌遊技業支配人会)が閉会の挨拶を行った。

同時開催の展示スペースでは道内外より28社・団体が出展。パチンコ、パチスロ遊技機から周辺機器、サービス、社会貢献など様々な展示で終日賑わった。

多数の受講者が集まった会場

紺野指導官(北海道警察本部)

メーカー各社の展示会も併催した