兵庫青年部 新事業として「みんなの文化祭」に協賛

兵庫県遊技業協同組合連合会青年部会(米田邦広部会長)は1月12日、兵庫県明石市の市民会館アワーズホールで開催された「第5回みんなの文化祭」に協賛した。イベントは兵庫県下の児童養護施設や乳児院等で生活する子ども達がステージ部門や展示部門で普段の活動を発表する文化祭だ。青年部会では社会貢献活動の一環として子ども達に参加賞を寄贈したり、オープニング、エンディングのステージにおいて米田部会長が子ども達と共にダンスを一緒に踊るなど文化祭を盛り上げた。

文化祭を主催する一般社団法人兵庫県児童養護連絡協議会は兵遊連がかねてよりはぁ〜とふるふぁんど事業における「ボランティアあしすと」部門において昨年、一昨年と補助金を贈呈していた経緯がある。この度、サポートの主体を青年部会に移した経緯には、はぁ〜とふるふぁんど事業によるサポートは規定によって2年連続が限度となっており、同事業による支援継続が難しくなった事に加え、米田部会長による強い思いがあって実現した。

青年部会ではこれまで、はぁ〜とふるふぁんどフェスタや社会福祉パチンコ大会といった障がい者支援を中心に社会貢献活動を展開してきた。その中で米田部会長は、青少年の健全育成の観点から、障害の有無に関わらず、広く子ども達の為に何か出来ないだろうかと常々考えてきたという。その可能性を模索すべく、昨年の第4回みんなの文化祭を見学したおり、自身の思いと文化祭の主旨・取組みがマッチし、この度の支援に繋がった。文化祭に関して米田部会長は、「参加する子ども達は、その置かれている環境から自己否定感の強い子どもが多いと聞きました。文化祭は子ども達がステージでの演目に打ち込み、一つの成功体験を収める事で自信につなげて欲しいという意図もあります。青年部会としての支援に際し、単に補助金を贈呈するのではなく、もっと直接的に子どもの笑顔に繋げたいと考え、今年はステージ発表する子どもたち全員にお菓子の詰め合わせを用意しました。文化祭は協議会を中心としたボランティアスタッフ達が自分達で作り上げています。我々も今後の課題を模索しながら支援のすべを考えていきたい」と語った。

文化祭当日、オープニングでは文化祭の実行委員長を務めた太田浩之氏が開会宣言。今年の文化祭テーマは「『飛翔』〜みんなが主役・1歩踏み出そう〜」がテーマだ。太田委員長は挨拶の中で、長い人生の主役は皆一人ひとりである事、そしてその一人ひとりが輝かしい人生を送って欲しいという願いを『飛翔』というテーマに込めたと説明した。文化祭には22施設から約350名の子ども達が参加。それぞれの施設の子ども達がこの日の為に練習を重ねてきたダンスや演奏、演劇などを、はちきれんばかりの笑顔でステージ披露した。

エンディングに際してはお菓子の贈呈式も行なわれた。米田部会長から子ども達の代表にお菓子を手渡し、会場中の子ども達全員から「ありがとうございました!」と大きな声でお礼が伝えられた。オープニングとエンディングではテーマソングである、ゆずの「タッタ」ダンスが行われた。ダンスでは兵遊連のマスコットキャラクター、ハーティくんも登場。米田部会長も加わり子ども達と一緒にダンスを踊った。来場者全員が笑顔の絶えない一日となった。