兵庫遊協 特殊詐欺防止装置1000台を寄贈

兵庫県遊技業協同組合(平山龍一理事長)は11月15日、特殊詐欺の被害を防ぐため、固定電話に取り付ける「通話録音装置」を1000台寄贈。寄贈式は、兵庫県警察本部において、平山理事長が、公益社団法人兵庫県防犯協会連合会(武内重治会長)に贈呈した(539万円相当)。

「事前警告機能付通話録音装置」は、固定電話に設置すると、電話をかけてきた相手に録音している事を知らせ、やり取りの録音を開始する。電話をかけてきた詐欺犯に対して、ひるませる事が目的で、兵庫県では『今日からできる電話防犯対策』の一つとして2000台以上を購入し、詐欺被害の標的になりやすい高齢者の自宅に無料で設置してきた。

県下において、令和2年中における特殊詐欺の認知件数は1027件で、前年同時期と比較するとプラス369件、被害額は約16億9000万円で、プラス約5億9000万円といずれも大幅に増加し、非常に厳しい情勢となって全国ワーストとなっている。兵庫県警と同防犯協会連合会では、特殊詐欺対策に力を入れており、寄贈のあった録音装置1000台についても高齢者の住宅に配布し活用する予定にしている。