全国青年部会 第13回全国遊技業青年部交流会開催

熊本県遊技業協同組合青年部会(岩下昌功部会長)がホストとなった「第13回全国遊技業青年部交流会」が3月14日、熊本市内の熊本ホテルキャッスルで開催され。全国から青年部会員ら約80名が参集した。

主催県挨拶に立った熊本遊協青年部会の岩下部会長は、「元旦に発生した能登半島地震において被災された皆さま方には慎んでお見舞申し上げます。当熊本県においても2016年の熊本地震、2020年の豪雨災害の際には、皆さま方から温かい御言葉をいただいて、この場を借りて御礼申し上げます。パチンコホール数が2023年末の集計で、6365店舗となり、前年比マイナス522店舗となり、今も店舗数の減少は進んでおり、遊びの多様化であったり、新型コロナウイルスの蔓延など、様々な要因は考えられますが、我々としてもこのまま手をこまねいていても、メーカーや設備機器会社とともに共倒れしてしまうのではないかと思います。今回のディスカッションではホールだけでなく、メーカーさんも含めて我々がどういった形で新規ユーザーを獲得していくか考えていくということで、今回だけでなく今後継続的に続けて、青年部らしいものにしていきたい」と語った。

続けて、熊本遊協の藤井理事長が立ち、元旦に発生した能登半島地震の被災者の方々にお見舞いの言葉を述べた後、「熊本県においても地震に遭い、その後様々な問題があります。また、遊技業界が直面している問題も多々あり、これから被災地も復興に向けて進んでいかねばなりません。我々としても全日遊連と協力しながらお手伝いしていく」とし、続けて、「自身が青年部会長時代に第4回全国青年部会を熊本で開催した。その時の遊技人口が1260万人で、今は809万人となっている。この10年で約450万人のプレイヤーを失った。今回のテーマである若年層の獲得は、今から非常に重大になってくる。皆さま方から色々な知恵を集約して、よりよい業界にしていきたい」とした。

第1部はパネルディスカッションとして、テーマ「若年層ファンの特性と獲得について」として、岩下部会長がコーディネーターとなり、パネリストとしてシークエンスのPOKKA吉田氏、学生遊技連盟の浪岡代表理事、パチンコ広告協議会の岡崎理事、全国青年部会の李部会長が壇上に上がって議論した。昨今見られるようなボートレースや競馬などの統一したイメージ広告戦略などを参考として、我々業界も統一した広告宣伝を仕掛ける。インフルエンサーを動員したSNSでの広告宣伝のノウハウの取得など様々な意見が飛び交う活発なディスカッションとなった。

第2部では全国の青年部会員らが散らばり、各々のテーブルにおいてそれぞれの目線によるグループディスカッションが開かれ、各テーブル毎にまとめた意見を発表するなどした。意見としては、若者は誰かが誘って連れ打ちする機会がなければなかなか入り辛い。若者に遊んでもらうには、射幸性ではなくゲーム性にシフトすればどうかやインバウンドへの取扱いなどが述べられた。