セガサミー野球部 「ダイヤモンド旗」を懸け11日トヨタ自動車と決勝!

セガサミー野球部(東京都)は京セラドーム大阪において11月10日、「第40回社会人野球日本選手権大会」(主催:公益財団法人日本野球連盟・毎日新聞社/共催:大阪市)の10日目第2試合(18:00)、日本生命(大阪)と準決勝を競った。

大会は10日目を迎える。第1試合ではトヨタ自動車がサヨナラ勝ちで決勝進出を決めた。続く第2試合、1塁側セガサミーの応援席は応援準備しているところにサプライズ。代表取締役会長兼社長の里見治氏、そして取締役の青木茂氏が応援席に登壇し、応援団を労った。遠目では、どんな労いの言葉が贈られたのかは知れないが、悔いのない応援を、と託されたように感じる中、定刻午後6時にプレイボール。

セガサミー先発は今大会先発3回目の横田投手が登板。試合は前半から立ち上がり良い両チーム先発投手の好投でノーヒットが続いていた。動いたのは4回表セガサミーの攻撃時、2死後4番川端選手が死球。続く5番佐藤選手の時、川端選手の盗塁成功により、無理せず四球で1、2塁に。前日、殊勲打の澤良木選手は、素直な打撃でセンター前タイムリーで両チーム初ヒットにより先制を取得した。

力戦奮闘の日本生命打線を横田投手の緩急巧投により0点に抑え終盤へ。セガサミーではこれまでの試合でラッキーイニングともいえる8回、先頭打者・坂本選手は好球必打でレフトオーバーの2塁打。続く政野選手の堅実な送りバントが野選(悪送球)を誘い、追加点。応援席では一気に夢見る気分が高まる瞬間となった。

しかしその裏、強打線・日生の攻撃が容赦なく続いた。ランナーを背負い、フルカウントの窮地を迎えながらも横田選手は淡々と投球。無事ピンチを切り抜けた。そしてサミー2点リードのまま迎えた最終回裏。日生のラストチャンス。サヨナラにつながる連打があってもおかしくない2死2、3塁の中、横田投手に再びピンチが訪れたが、最後のバッターをショートフライで打ち取り、その瞬間、セガサミー側応援席では勝利の雄たけびと共に、歓喜の声がコダマした。

決勝は3大会ぶり4度目の優勝を狙うトヨタ自動車(愛知)と11日午後6時から行う。

連日の応援をねぎらう里見会長兼社長