エンビズ 「参加人口減少時代の経営安定化策」セミナー開催

(株)エンタテインメントビジネス総合研究所(本社/東京都千代田区)は1月29日、大阪市浪速区にあるエース電研大阪元町ビルにおいて、「参加人口減少時代の経営安定化策」と題したセミナーを開催した。遊技参加人口が減少傾向にある現在の業界において、重要となっているのが新規顧客の獲得と既存客の流出を防ぐ事。本セミナーでは同社が発行する「パチンコ・パチスロプレイヤー調査」(2015年版)のデータを基に、経営の安定化を図るための対応策が伝えられた。

セミナーは同社の小川隆志主任研究員が講師を務め2部構成で進行。第1部「既存客で土台を固める」では、既存客の流出を防ぐ為の術が伝えられた。小川主任研究員は、MAXタイプに頼りすぎた営業では、当る楽しさを体感するには難しく、ストレス解消の為に訪れる顧客に対し、客離れの原因にもなっていると指摘。甘デジやライトミドルといった、当りやすい機械も積極的に使用し、当る楽しさを提供していく事が流出を防ぐ為に重要だ。

第2部「増客で稼働を高める」では、調査データを基に新規顧客を獲得する為の有効な手段を紹介した。調査結果によると、パチンコやパチスロをはじめたきっかけとして「誘われて」という回答が最も多く、小川主任研究員は、更なる顧客の獲得を行う為には友達や家族などを誘い易い環境作りが必要不可欠と解説。具体的な方法としては、飲み物やティッシュといった総付景品等で、いかに付加価値を感じさせるかが大切であると述べた。