娯楽産業 
東京都遊技業協同組合は5月29日、東京ドームホテルにおいて第44回通常総代会を開催。任期満了に伴う役員改選において、阿部恭久(あべやすひさ・53才)氏を第3代の新理事長に選任した。
理事長として22年間(11期)を務め上げた原田實氏(84才)は、相談役に推挙された。阿部新理事長は、喫緊のファン人口の回復、節電対応、そして山積している諸課題の取り組みに引継き取り組んでいく。業界の健全化(遵法営業・じゅんぽうえいぎょう)の積み重ねを都民に目に見える形で伝えていきたいと、原田体制の継承・進化を抱負とした。
退任挨拶に立った原田理事長は、任期のほとんどを暴排に不退転の行動を貫き通せた気概を伝えた。「大きな組織の小さな代表」は、「私は男として約束した以上、業界を守るため」と強い意志をまとい続け、今日本懐を遂げることができたと「永い間、本当にありがとうございました」と全国の範たる東京の使命感のバトンを託した。写真は、翌30日に新理事長として、プレス会見をおこなった阿部理事長(遊技会館において)