富山県遊技業協同組合(永森豊隆理事長)は5月23日、富山市内の富山電気ビルデイングにおいて、令和7年度通常総会を開催。永森理事長の辞意を受けて、澤田修宏氏(副理事長)を理事長に選任した。
来賓として富山県警察本部より古川秀治生活安全部長、山田純課長補佐(生活安全企画課)を迎えた。総会成立報告に続き挨拶に立った永森理事長は、遊技客が戻ってきてくれるには厳しい状況にあるが、北陸3県合同、富山独自のファン感謝デー、「えびりぃ」の組合公式キャラクターを通じ、ファンが戻ってきてくれるきっかけになればと思っている。任期半ばで退任するが、澤田修宏氏を理事長として、地域に根ざしたお客様第一主義、地域での社会貢献を推進して、組合員が一丸となり、健全化に取組んで欲しいと呼びかけた。
来賓を代表して、古川生活安全部長からは、大衆娯楽として県民に親しまれているが、依存問題などに対応して地域社会に根ざした安全安心な健全化に期待した。行政講話では山田課長補佐が「ぱちんこ営業の健全化の推進について」の4点について要請した。①広告宣伝について(広告宣伝ガイドラインに沿った健全化に積極的な業界の取組み・賞品の取りそろえに関する遵守)②依存症対策について(県推進計画に沿った継続推進、自己申告・家族申告プログラムの導入促進)③不正事犯の根絶④社会貢献活動の推進(能登半島地震への復旧復興など継続した支援)に期待した。
議事に際しては、浜谷裕之副理事長、山本晃己青年部会長を選任した。議案は①事業報告ならびに収支決算等監査報告②事業計画③賦課金徴収④収支予算案⑤役員報酬⑥防犯連合会収支予算・監査⑦防犯連合会会費徴収⑧防犯連合会収支予算⑨役員補充選任⑩その他報告事項⑪総会宣言・スローガン、と全11議案を原案通り承認した。組合概況においては、組合員16法人51店舗、遊技機設置台数は311台増加し、3万842台(パチンコ1万8923台・パチスロ1万1919台)だった。能登半島豪雨災害への義援金、青年部を中心とした社会貢献活動(花火大会会場の清掃、児童発達障がい支援センターへクリスマス会、プレゼント活動等)を行った。
最後に澤田修宏新理事長が、諸課題に果断の取組み姿勢を打ち出し、総親和による組合活動を呼びかけ、業界の進展に向けて関係者各位の協力を呼びかけ、閉会の言葉とした。
その後の懇親会の冒頭には、澤田新理事長が登壇。永森前理事長の任期9年のリーダーシップに敬意を表し、花束を贈った。そして、「業界パーパス・『遊びの力で、心を元気に。』のもと、県民に親しまれる遊びの場を提供できるよう、評価されるよう努めたい。私は目の前の課題に対し、逃げることなくあきらめず、失敗を恐れず挑戦し、スピード感をもって誠心誠意取組んでいきたい」と所信を述べた。続き、奥野詠子議員(自由民主党富山県議会)の祝辞、野田健一会長(富山県遊技場景品流通業防犯協力会)の乾杯の音頭により、懇親を深めた。
【新役員】(敬称略)
理事長/澤田修宏
副理事長/浜谷裕之
専務理事/伊能岳留
理事/渡辺親寿、山本容基、澤田辰勇、山本秀基、山本晃己、永森豊隆、加藤東寿
監事/宮前宏司