大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は6月26日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪において、令和7年度の総(代)会を開催した。
来賓として、大阪府警察本部より、石川嘉嗣生活安全部長、末次隆士保安課長、江口征伸課長補佐が出席。石川生活安全部長の行政講話では、依存対策、広告宣伝の2点について高い遵法意識のもと、業界の自浄努力に期待した。
①「ぱちんこへの依存・のめり込み防止対策の推進について」。昨年はオンラインカジノが社会問題となりました。また、大阪では万博の跡地・夢洲において令和12年のIR開業に向けた工事が行われています。ギャンブルへののめり込み問題については今後ますます関心が高まる中で、大衆娯楽であるぱちんこ業界の果たすべき社会的責任はこれまで以上に大きくなっています。依存症対策を遊技業界が日本社会の娯楽産業として存続するために欠かすことのできない社会的責務の位置づけのもと、ギャンブル等依存症対策推進基本計画に基づき、傘下の組合員ホールで自己申告・家族申告プログラムを導入され、安心パチンコパチスロアドバイザーに対する講習会を定期的に開催されていることは承知しています。その他様々な活動を、組織を挙げて取組んでおられると思いますが、今後もこの取組みを継続するとともに、より多くの依存に悩む人に寄り添えるよう、適宜実効性を検証し、特にプログラム利用者を増やすための検討などを行い、時代に即したブラッシュアップをお願いします。
②「店舗における広告宣伝のあり方について」。業界においては、広告宣伝に関するガイドラインを制定され、その後も補足文書、Q&Aを発出するなど、内容の拡充やガイドラインが遵守されるようご尽力されています。しかしながらガイドラインの策定後、是正勧告事例としてガイドラインの趣旨を逸脱したものや、あえてガイドラインをすり抜けようとするものも見られます。複数回是正勧告を受けるものもあると承知しています。こうした状況が続けば、本来、非常に意義のある自主規制の仕組みそのものに疑念を抱かれることになります。業界の自主的な取組みが機能することによって、その健全化が進み、ひいては業界の社会的地位や世間のイメージ向上につながるものと思います。全ての営業者がその趣旨を理解しガイドラインを遵守することはもちろん、違反があった場合には業界として冷静に対処していただき、その自浄機能を発揮していただくことが重要です。引き続き、各種法令やガイドラインの周知徹底と業界の健全化やコンプライアンスの徹底に向けた取組みを推進していただくようお願いします。
平川理事長は、身近で手軽な大衆娯楽の堅持のもと、要請のあった2点について報告。のめり込み対策では、大阪府が設置する大阪府ギャンブル等依存症対策推進会議に参加して、着実に対応。健全化推進機構の依存対策調査でも高い実施対応となっている。また、広告宣伝ガイドラインでは、事実確認のもと迅速な対応に努めていると、健全化に向けてまい進していくとした。そして、社会貢献活動を掲げて、本年も青色パトロール車両の寄贈、全国地域安全運動に合わせて府下8カ所での防犯キャンペーンの実施等、パチンコ・パチスロ遊技が府民から親しまれ、支持されるよう総力を挙げて取組むことを誓った。
総会は、全4議案を上程し、原案通り承認。なお、令和8年3月末現在のホール数は350店舗(前年比20店舗減)。設置遊技機台数は18万1376台(パチンコ11万1438台・パチスロ6万9938台)とパチンコ5683台減、パチスロ819台増の4864台減だった。
総会後の懇親会において平川理事長は、6月24日にあった「パチンコ・パチスロ産業合同祝賀会」の事前会合において、業界4団体の要望事項(賞品限度額等)があれば協議し要望して欲しいとの行政からの発言があったことを伝え、今後、業界連携して協議していくことを報告した。その後、増田光均支部長(日遊協近畿支部)の乾杯の音頭により懇親を深めた。途中、平川太基青年部会員(前未来っ子カーニバル実行委員長)より、本年「第40回未来っ子カーニバル」12月20日(日曜日)の開催に向け、協力を呼びかけた。

