【総会】同友会 南三陸町の復興支援に新たに特産品景品対応

一般社団法人 日本遊技産業経営者同友会(東野昌一代表理事)は5月17日、オーラムにおいて第12回定時社員総会を開催。 社会貢献活動として、宮城県南三陸町への復興支援活動の新たな支援策を懇親会において発表した。

これまでの支援活動に加えて、南三陸ならではの特産品(海産物等)の取扱いについて、ホール景品対応を提案。同友会会員ホール店舗(約500店舗)において、南三陸町の特産品をホール景品として取扱い南三陸町の産業振興に寄与していく。当面の目標は100店舗で、7月より運用を始め、同友会の過去6年間の復興支援についても遊技客に紹介していく予定としている。別室における協賛各社の展示会に際しては「南三陸特産品」コーナーを開設。ホール景品として、南三陸さんさんせんべい(各種)、ひとくち珍味(各種)、牡蠣桜燻し、帆ッ伊達な炙り、笹かまぼこ(各種)、タコプリン(各種)、純米吟醸原酒(各種)など、取扱い店舗の参加を募った。

総会は、社員45社107名、賛助会員60社111名が出席する中、前年度事業報告ならびに決算案件、平成29年度事業計画ならびに予算案件など、原案通り承認。任期満了に伴う役員改選では、東野代表以下執行部を再選した。総会後の記念セミナーにおいて「IR時代に向かうなかでのパチンコ・パチスロ依存問題と対策」と題し、西村直之代表理事(RSN)を招き、今後の業界挙げた依存対策の強化について認識を深めた。

東野代表は再選に際して、「あっという間の2年間でした。より良い産業づくりという指針を掲げる同友会です。今後も業界連携に努め、より良い産業づくりを次代の担い手に継承できるよう、政策提言含め、今後2年間よろしくお願いします」と述べた。懇親会では、行政から津村優介課長補佐(保安課)、業界関連団体を代表して、庄司孝輝会長(日遊協)と金沢全求理事長(日工組)が来賓祝辞。大野春光副理事長(全日遊連)が乾杯の音頭をとった。

席上、津村課長補佐は、「ぱちんこは我が国を代表する娯楽産業として親しまれているが、一方でぱちんこ依存問題、子どもの車内放置事案等、ぱちんこ遊技に伴う問題がマスコミ等で大きく取り上げられる度に、ぱちんこ業界に対して国民からの厳しい視線が向けられているところ。ぱちんこ依存問題については、昨年末に成立したIR推進法の審議において重大な問題として指摘された他、同法の付帯決議においてギャンブル等依存症対策強化について言及された。また、ギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議での論点整理において、ぱちんこへの課題が記載された。これを受け、警察としてこれらの課題に対応するため、必要な対策を考えているところ。業界においてもこれらの諸課題への対応を確実かつスピード感を持って、実施していただく必要があります」と小柳課長の祝辞を代読し、早急の課題対応を要請した。

7月より運用スタートを予定している特産品各種

津村課長補佐が小柳課長の祝辞を代読した