関西遊商 ホール駐車場の特別巡回活動実施

関西遊技協業協同組合(草加和徳理事長)は7月14日、ホール駐車場の特別巡回活動を行った。

かねてより全商協傘下の全組合では、幼児置き去り等の車内事故を未然に防止する為、所属組合員が営業先のホール駐車場で特製の腕章を身につけ巡回活動を行っている。今夏においても5月1日から10月31日までを特別警戒期間として、組合員に営業活動の際に巡回活動をお願いしており、この度の特別巡回活動はその中でも強化月間にあたる7月、8月にあわせての実施となった。

参加した取扱主任者リーダーと社会貢献県・環境対策委員(北岡潤史委員長)は70名。巡回に先立ち、挨拶に立った北岡委員長は、巡回に際してのポイントを説明。車を1台1台しっかりと見る事や、スモークフィルムを貼っている車は持参した懐中電灯を使用して確認する事。特にチャイルドシートを装着している車は子どもがいる可能性が高い為、一層の念を入れる事などが伝えられた。

その後組合員は車19台に分乗して、9支部16ホールへの巡回に向かった。当日の気温は33度を越える猛暑日であったが、痛ましい事故を防ぐべく、1台1台確実に見回った。IR推進法案の審議に伴い、特にパチンコ業界では依存症への対策が求められ、今まで以上に世間からの耳目も集まっている。車内放置事故は依存症に関わる最たる問題といえよう。残念ながら今年5月に山口県で1件発生してしまったが、これ以上の悲劇を未然に防止すべく、組合員が一丸となって活動に取り組んだ。

最後に北岡委員長は活動を振り返り、巡回中に子どもを発見できなかった事にほっと胸をなでおろした。しかしながらまだまだ改善点は山積だと述べ、例えばスモークフィルムを貼っている車は懐中電灯の光が弱ければ車内が見通しにくくなる事や、腕章だけでは来店者から車内を物色している不審者に見間違われる可能性も高く、関西遊商が単独で行う活動ではビブスの着用などで視認性を高める必要もあるのでは指摘。今回の取り組みを以降の活動に活かすべく、更に改善を重ねていきたいと語った。