遊都 22名が熊本支援へ弾丸ボランティア参加

愛知県下に6店舗のパチンコ店を経営する(株)遊都(本社/愛知県豊田市)の有志22名は6月11日、熊本県阿蘇郡での復興支援活動を行った。これは、NPO法人被災者応援愛知ボランティアセンターの主催する第6弾となる熊本ボランティアバス(全71名)に参加したもの。このボランティアバスは、6月10日午後7時過ぎに名古屋出発、11日現地でボランティア活動し、12日朝に名古屋に帰ってくる0泊3日という通称「弾丸ボランティア」で熊本県阿蘇郡西原村下小森区の復興支援活動を行った。

今回、西原村下小森区の渡辺区長から直接依頼を受けた中での活動という。同地区のさつまいもは世界農業遺産として知られるが、高齢者が多く、地震被災により家の片づけなどで手一杯で、農作業等が大幅に遅れていることから、農作業を手伝い、道路の改修・修復、民家の掃除などの作業をグループに別れ実施した。

遊都では、社員個人の成長支援を目的とした社内制度「パッションチャレンジ」を設けている。社員がチャレンジしてみたいものを提案し、その中から実施項目を協議して選び、全社で取り組んでいる。今回も被災地のために何かできないかと考えた結果、店舗での募金活動やチャリティーイベントに加え、現地での支援活動になったもの。今回ボランティアに参加したメンバーからは、「同じ日本に住んでいて、被災する地域があれば何も起きずに幸せに過ごせている地域があり、そのギャップに考えさせられました。こういう時には積極的にボランティア活動などに参加して、支え合う事の大事さを感じました」との感想も聞かれた。遊都では引き続き、熊本地震の支援活動に様々な形で取り組んでいくという。