綜合ユニコム 「パチンコ・パチスロイノベーションフェア2015」2日目開催・2日間で1万963名来場

パチンコ・パチスロ最新機器展示会&シンポジウムの「パチンコ・パチスロイノベーションフェア2015」の2日目(3月18日)のセミナーでは「『ファン拡大』を図る遊技機開発の方向性〜低射幸性遊技機開発による休眠層開拓と新しいお客様の創造に向けて〜」と題しパネルディスカッションを開催した。

長時間打ちたいユーザーが遊べる遊技機として「(4円営業)玉単価1円で5時間遊びたい遊技客のため」の案を提起。シミュレーションの条件は、賞球1個返し、出玉800個&400個、確率1/50など想定。現在、ほとんど勝ち体験を有しないプレイヤー状態から「玉単価1円機種(4勝6敗2000円負けという体感)」をたたき台に、遊技「価格」と遊技「価値」のバランスについて議論を深めた。新機種開 発の実態として何年も開発期間を費やし、市場導入後では短命に終わるという姿を、「セミの一生」に例え、ホールで長く稼動できるようメーカーホールの努力と連携が取組み課題とした。

内藤裕人委員長(日遊協・遊技機委員会)は、悪循環から好循環に転化していくため、「若年層の開拓はすぐには見込めない。スリープ層の掘り起しが近道」とターゲットの絞込みが得策とした。「人口の10%を切る産業は、マイノリティ(社会的少数)産業。社会から、いらないと判断されないためにも、パチンコ業界はファン開拓に業界挙げて連携していかなければならない」と「個社の利益よりも全体最適を」「最終消費者を守る取組みを」「できない理由よりできる方法を」訴えた。

なお来場者数は、17日=5904名(初日前回比94.8%)、18日=5059名(2日目前回比107.9%)で、2日間の合計は1万963名(前回比100.5%)となった。