社会貢献機構 第11回大賞は和歌山県「安全・安心とふくしの街づくり」事業

全日本社会貢献団体機構(杉浦生健会長)は7月21日、第一ホテル東京において、第11回社会貢献大賞表彰式および2016年度の助成事業助成金贈呈式を開催した。

社会貢献大賞には、和歌山県遊技業協同組合の「周年記念『安全・安心とふくしの街づくり』」事業(写真)をはじめとした13団体を表彰。和歌山県遊協は、昨年組合設立50周年、社会福祉法人設立25周年の記念事業。治安向上に寄与する防犯カメラの設置、福祉施設への軽自動車寄贈、平成3年から継続している福祉施設への助成金交付事業など。

受賞に対して森口司理事長(和歌山遊協)は、次のように謝意を述べた。「日本の経済状況が不透明な昨今、国家地方財政とも厳しいものがあり、福祉にあてられる予算は決して十分とはいえません。この様な社会情勢の中、見返りを求めず、お互いを思いやる、助け合う精神が何よりも大切であり、この互助共生の精神が大震災発生時に世界をも驚嘆させたこの国の魅力として認められているのではないかと思います。今回、先人の意志を引き継ぎました長年にわたる地道な社会貢献活動に大きな光をあてていただき本当に心より感謝申し上げます。そして今後事業を進めるにあたっての大変大きな励みにもなります。今回の表彰を糧に今後とも地域に根ざした社会貢献活動を継続していく覚悟です」と組合の取り組みを説明した。

引き続いての2016年度の助成事業助成金贈呈式では、一般助成・こどもの健やかな成長を願う事業13件(2360万円)、特別助成・東日本大震災の被災者を元気づける事業5件(930万円)、共同助成4件(860万円)、特命助成1件(1000万円)の計23件計5150万円を助成した。

杉浦会長(左)より表彰受けた森口理事長

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助成金の授与式の模様