玉越 プライベートブランドに新米「和(なごみ)」

愛知県を中心にホール経営展開する(株) 玉越(本社/名古屋市守山区)は、独自のプライベートブランドの企画、開発に意欲的に取り組んでおり、このほど新商品の米「和(なごみ)」をメニューに加えた。自社水田で収穫された和は、コシヒカリ(品種)2kg入で平成27年12月21日から各店に導入した。

この商品、鳥取県・日南町の農業法人・水田オーナーズクラブと契約、自社水田・たまこしファーム(121坪)で昨年収穫された新米181kg(品種コシヒカリ)を商品化したもの。産地の日南町は、中国山地の真ん中に位置し、豊かな自然を有する山里。高原特有の寒暖差に加え、中国山地の分水嶺から流れ出る恵まれた水で栽培された米は、特有の粘り気とツヤ、モチモチした食感が格別という。また、日南町の水田と都会の企業等を結びつけ、収穫された米を企業のPR等に使えるとともに、農家からは水準より高い価格で購入するという仕組みの水田オーナーズクラブ。水田を守っていく次代の農家の担い手の育成にも一石を投じた地域振興支援としても注目されている制度。

同社のプライベートブランドは、2012年洋菓子「プチ・ボヌール」(フランス語で小さな幸せの意)からスタートしており、定番「あっさりクリームロール」「生チョコロール」の他、季節限定「栗ロール」「マンゴーロール」などを企画・開発。2013年洋菓子「カタラーナ」以来、2年ぶりの新商品となった。同社では「お客様が交換された賞品を通じて、そのお客様自身や、そのお客様のご家族、恋人など大切な方にも小さな幸せを感じていただきたい」と商品名にもその思いを込め、新たな商品開発に努めている。