東京遊協 10月1日からのめり込み防止標語のチラシ掲載決議

東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は9月24日、遊技会館(東京都新宿区)において、9月定例理事会を開催。決議事項「のめり込み問題への対応について」を承認、10月1日から実施していく。

阿部理事長(写真)は冒頭挨拶で「全日遊連で決議したのめり込み問題への対応について、東京としてご決議をお願いしたい」と述べ、東京が率先して組合員全店舗が1店も欠けることなく、一丸となって全国の範を示していくことを呼びかけた。

□取り組みの背景/全日遊連は、のめり込み問題への対応策として、リカバリーサポート・ネットワークへの支援と車内放置事故防止のためのホール駐車場の見回りを実践しているが、昨今のホールを取り巻く厳しい情勢、また、警察庁の意向を踏まえ、のめり込み防止への更なる取り組みが必要であると判断したため。
□取り組みの概要/標語デザインは、組合員専用サイトよりダウンロード。デザインはタテヨコそれぞれ4種類、計8パターン、任意選択して利用する。全体に占める標語スペース枠は、タテ約18.5%、ヨコ約19.4%。実際の紙面において、上下、左右、中央など、配置は自由。10月1日からだが、期日にかかわらず、先行して広告宣伝への標語の挿入に対応できるホールは早期に実施可能。「全日遊連」の名称下に「私たちはパチンコ・パチスロホールの全国組織です。」の文言を入れたデザイン計8パターンを別途作成しており、準備でき次第通知。当面11月19日(全日遊連理事会)まで継続。それ以後の方針は、理事会協議結果を伝達予定。

各委員会からの報告事項において、機械対策委員会より2点。
(1)「ECO遊技機及びECOシステムに関する条件」に対する回答について/全日遊連は、7月日工組にECO遊技機についての質問を書面で実施した。回答が9月17日付で届いたが「今回の日工組回答は、(中略)全日遊連が条件面で重視していた点が未だ明らかになっていない。したがって、この回答内容では同意することはできない。以上を、日工組に回答する」決議をおこなった。「ECO遊技機に期待されている方は多いと思うが、今回の日工組の回答では同意できないということで、本日文書で伝えた。今後は日工組の方向性について見ていきたい」(阿部理事長)。
(2)回胴式遊技機における型式試験の運用の変更等について/日電協技術部長名で全日遊連は「警察庁からの指摘事項等について(参考)」(9月5日付)を受けた。9月19日の日電協会合で協議された対応策(案)については、9月25日に警察庁に説明予定。その対応結果については10月1日、全日遊連に報告予定とのこと。今後の動向に注視する必要があるとした。