日遊協 ファンアンケート調査2020発表

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は3月18日、「2020年度パチンコ・パチスロファンアンケート調査(ホール来店客調査)」の概要を広報調査委員会の佐藤聖子副委員長が発表した。特長として、昨年からホール禁煙化が4月から施行となったが、「パチンコ・パチスロ遊技時喫煙」による影響は半数以上が変わらないと回答。昨年の緊急事態宣言以降の新型コロナウイルスによる影響として、「ホールへ行く頻度」について、半数が変わらなかった。休業要請協力、ホールにおけるコロナ防止ガイドラインの取り組みの認知は高かったとした。

この調査は、2007年から毎年実施しているもので、今回の調査では、昨年11月11日〜12月16日まで、全国の会員ホール、九遊連青年部ホールなど21社・154店舗で調査を実施。なお、コロナ禍ということから、店舗の備え付け端末、来店者のスマホを通したウェブによる調査となった。1店舗20人当たりの調査により2770人の回答を集計・分析した。

●パチンコ・パチスロに対する意識と実態
①「パチンコ・パチスロ中断経験」(前年並)
1年以上のパチンコ・パチスロの中断経験率について36.2%。「自由になる時間やお金が減るなど、自分自身を取り巻く環境が変わったから」と外的要因が多かった。
②「パチンコ・パチスロ継続意向」(前年並)
「継続意向あり」59.0%。スタッフ対応の良さやパチンコ・パチスロに使えるお金がある事などが主な要因となった。また、女性では「同行者と一緒に楽しめるから」という理由も上位に挙がる。
③「パチンコ・パチスロ遊技時喫煙による意向」
パチンコ・パチスロの頻度・滞在時間共に、禁煙になる前と変わらないと考える人が多い。喫煙者に限定すると変わらないという回答の割合は下がるものの。変わらないと考える人の割合は半数以上を占めている。
④「将来パチンコ店にあったら便利だと思う施設・サービス」(前年並)
「キャッシュレスで遊技できるシステム」の値が最も高い。一方、女性30〜40代で「インターネットショップを利用できる景品交換システム」の値が最も高くなった。
⑤「パチンコ・パチスロ依存問題に対する広告認知状況」
認知率が最も高いのは「RSNの相談窓口ポスター(ステッカー含む)」61.8%。男女とも30代以下ではいずれの広告も認知率が高い。また、昨年と比較すると全体的に認知率は向上しており、「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」「自己申告プログラム、家族申告プログラム」の認知は大きく高まった。

●新型コロナウイルスの影響・対策評価
⑥「ホールへ行く頻度の前年比較」
ホールに行く頻度は「変わらない」55.0%、「前年より増えた」は11.6%、「前年より減った」33.5%だった。増えた人の理由は時間やお金の余裕ができたこと、減った人の理由は新型コロナウイルスの感染リスクへの懸念が上位。
⑦「新型コロナウイルス流行をきっかけに「増えた娯楽」「減った娯楽」
「テレビ視聴」「動画共有・サイト視聴」『スマホゲーム」などのインドア系の娯楽が増えた。一方で「外食」「旅行」「カラオケ」などのアウトドア系の娯楽は減少。特に男性20代〜40代、女性20代〜30代では「パチンコ・パチスロ」が減った人が多い。
⑧「休業要請協力・新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドラインへの評価」
パチンコホールが休業要請に協力したことについては、73.5%が評価しており、「新型コロナウイルス感染症の拡大ガイドライン」については58.6が安心感を持っている。

この調査は、パチンコ・パチスロファンの特性、プレー実態、ニーズ等とその動向変化を把握するための定点観測調査として位置付けられ、依存問題への対応他、業界の行う様々な社会貢献活動・広告活動へのファンの認知度や評価について調査分析して業界のあるべき方向性を探るなど、今後の業界の発展を目的に行われている。