日遊協 「仙台共生の森」プロジェクト(レポート1)

日本遊技関連事業協会(深谷友尋会長)は5月16〜17日の両日、仙台市若林区荒浜地区で「仙台共生の森」植樹を開催。初日の模様が、ほくとう通信の友道代表より配信(写真含む)されたので、ご紹介します。

5月16日は、植樹場所の荒浜地区での植林準備作業。日遊協社会貢献・環境対策委員会(薛博夫委員長)のメンバー10名、サポーターズ(有志)5名、各支部ボランティア隊16名(東北11名、九州1名、東京・関東4名)、事務局1名の総勢32名が参加。本番17日には70名規模となるための会場設営や、木の周囲に蒔くチップの搬入などをおこなった。

植林スペースは1600平方メートル(0.16ha)、770本のクロマツ、70本のヤマザクラ、計840本を植える。そのため準備作業は、1メートル間隔に支柱となる白竹を砂地に挿していった。間隔が狭いのは、広くすると松が横に伸びてしまうからだという。日当たりが悪いと、早く高く伸びてしまうとのこと。搬入したチップは、植樹した木の周囲にまくためで、草が生えないようにするためと、水分が蒸発しないようにするためだという。作業は11時から始まり、途中、大雨となり中断。その後、冷たい風の中、15:00に作業を終えた。17日は、本格的な植樹活動、18日は、有志により南三陸町でのボランティア(ワカメ工場手伝い・海水浴場再生作業等)を予定している。

「『みどりのきずな』再生プロジェクト」は、林野庁が中心となって、津波被害を受けた被災延長約140km(青森〜千葉)の海岸防災林を復旧・再生する取組み。初年度は仙台地区などの海岸防災林の再生を目指している。その際に、分別、無害化され安全性が確認されたガレキの再生資材も活用しながら樹木の生育基盤を造成した上で、地域の自然条件等を踏まえつつ、NPO、企業等による協力も得ながら植栽を進めていく。日遊協は、このプロジェクトに賛同。埼玉県嵐山町での共生の森事業の経験、ボランティア隊を結集して「日遊協 仙台共生の森」プロジェクトとして、スタートさせた。