大都技研 将軍吉宗にちなみ浅草周辺で清掃活動

(株)大都技研(本社/東京都中央区)は4月8日、都内浅草界隈において第1回「吉宗大そうじ」を実施した。当日は地域清掃のボランティア組織・グリーンバード(green bird)とコラボして、花見客で賑わう「隅田公園桜まつり」会場周辺を同社有志総勢約120名が清掃した。

今回の吉宗大そうじは、「社会の一員として社会貢献しようという事で、多くのファンから圧倒的な支持を受けた大都技研の代表的な遊技機『吉宗』にちなみ、将軍吉宗が花見文化を推奨した名所の清掃活動に決まった」という。日本独自の花見文化、その広がりに大きく貢献したのは8代将軍吉宗といわれる。隅田川、王子、玉川上水沿いなどに桜の木を植え、花見を推奨した事で知られる。質素倹約の規制強化でも知られる吉宗だが、一般庶民、老若男女に花見という新たな健全娯楽の場を提供した。大衆娯楽の提供メーカーとして、同じ日本独自の花見文化を根付かせた吉宗への恩返しの意味を込め、木原海俊社長を先頭に、清掃ボランティア活動・第1回となる大そうじが実現した。

当日は、桜祭り期間の最終日一日前だったが、寒の戻りなどから、花見客で賑わう浅草界隈を4班に分かれ清掃(ゴミ拾い)した。午後1時に隅田公園・山谷堀に集まった大都技研の有志社員。「拾って、拾って、拾いましょう!」という木原海俊社長のかけ声により活動はスタート。専用のグリーンのビブスを全員が着用し、手袋とトング、そしてピンクとグリーンの吉宗サクラ模様をした特製ゴミ袋を持って、公園、商店街など各所を清掃した。「ご苦労様」「きれいにしてもらってありがとう」と通行する人から声をかけてもらいながら、約2時間の活動となった。

「強制ではないので、何人参加になるか、わかりませんでしたが、有志を募ったところ、予想を上回り100名以上の規模になりました。清掃活動は誰でも簡単にできる奉仕活動。こうして浅草界隈を回り、周囲の方々から、色々声をかけていただき、すがすがしい汗を流す事ができました。今後も、こうした取組みを続けていきたいと思います」と信田裕一郎常務は、活動意義を述べていた。なお、今回の清掃活動では、45リットル35袋のゴミを集め、ゴミ袋の山はサクラ色に染まっていた。

総勢120名余の有志が集まった第1回の吉宗大そうじ

4班に分かれ、手分けして約2キロを歩きながら清掃活動した

そうじ風景

集まったゴミは、特製のゴミ袋によりサクラ色に染まった

お花見で賑わう隅田川沿いも清掃