大遊連青年部 第26回「未来っ子カーニバル」開催

大阪府遊技業組合連合会青年部会(段正峰部会長)は12月23日、大阪府門真市のなみはやドームにて、第26回「未来っ子カーニバル」を開催した。

本催しは、事情があって保護者と一緒に暮らせない子ども達に、クリスマスの楽しい一日を提供し、思い出づくりと子ども達の心身の健全な成長に寄与する目的で1987年よりスタート。同部会の前身である若手経営者で組織する「ミュークラブ」から始まり、その後同部会行事として継承、今年で26回目を迎える。

今回、大阪府下の児童養護施設等28団体から約1800人の子ども達が参加。運営には大遊協の支部組合や組合員ホールから約100名、同青年部会から35名のほか、業界関連団体からは関西遊商や回胴遊商、そして開催地域にある大阪府立門真なみはや高等学校からボランティアスタッフが多数参加。総勢約200名が子ども達にクリスマスの楽しい思い出を贈った。

実行委員長を務めた同青年部会の金谷義彦氏は、オープニングセレモニーでサンタクロースの格好をして登場。「未来っ子カーニバルに来てくれてありがとう!今回は丸太切りなど趣向を凝らしたもの、楽しい後アクションをたくさん用意していますので、楽しんでいって下さい」と開会を告げた。

今回のテーマは「笑顔に会いたくて」。子ども達に思い出と笑顔を提供する為、同部会では1年かけてアトラクションなど議論を重ねてきた。スケートやプールといったなみはやドーム施設の開放、幼児向けのちびっこランド(歌のお姉さんやボールプールなど)、バルーンアトラクション設置等のほか、今回特に趣向を凝らしたのは「体験」をテーマとした様々な創作アトラクション。その中でも、丸太切り体験では、スタッフの補助のもと、ノコギリを使用して丸太を輪切りにし、切った丸太でクラフトワークを行なった。また、丸太を切る速さを競う大会も同時に行なわれ、幼児、小学生、中学生、高校生の部に分かれて子ども達はタイムを競い合った。

閉会式では丸太切り大会の表彰を行なった後、松井一郎大阪府知事の代理として小西禎一副知事より本催しに対する感謝状の授与が行なわれた。最後に金谷実行委員長より「今日は皆さんに大人たちがする仕事のようなことを体験してもらいました。皆さんにはこの体験を通じて将来、色んな夢を持って頂きたい。私たちはこれからも、もっともっと楽しいことを考えていきます。また来てください」と閉会の挨拶が述べられた。

大阪府下の児童養護施設等28団体から約1800人の子ども達が参加

“体験”をテーマとしたアトラクションを多数用意。子ども達は本物のノコギリを使用した丸太切りに挑んだ。

左より段正峰部会長、平川容志会長(大遊連)、金谷義彦実行委員長
平川会長は、未来っ子カーニバルの創始メンバーの一人として、感慨深いものがあると感想を述べ、子ども達にとって想い出に残る楽しい一日となればと語った。

丸太切り競争の表彰。受賞者の施設には米200kgが贈られる

大阪府より感謝状を授与。左より、小西禎一副知事、段正峰部会長