回胴遊商九州・沖縄 新年研修会開催

回胴式遊技場商業協同組合(伊豆正則理事長)九州・沖縄支部(井手稔支部長)は2月3日、福岡・博多区のグランドハイアット福岡において、平成29年新年研修会・懇親会を開催。支部組合員や本部役員、特別会員、賛助会員など70名が参加した。

挨拶に立った伊豆理事長は、「今年は非常に厳しい年となります。これからは、一寸先はハプニングという状況です。流通制度についても新たな制度が今年1月1日から施行されているが、我々に説明が行われたのが16日の連絡会です。量定基準も決められていますが、どのような違反内容なのかは公表はされず、販社である我々には知らされていない」と述べ、市場規模の縮小に伴い、遊技業界全てにわたって環境の見直しが必要とした。

行政講話に立った福岡県警本部生活安全保安課の沖課長補佐は「中古機流通の健全な運用」、「闇スロ撲滅」、「射幸性の抑制」の3点について講話。特に闇スロ撲滅に関して、過日、本県北九州市において闇スロ店を検挙し、いわゆる4号機と呼ばれるパチスロ機を41台押収した。未だに4号機が使用されている現状であり、製造から廃棄まで適正な管理と処理を改めて要請した。

昨年来に行われた臨時総代会、理事会及び各委員会からの報告の後、講演に移り再度伊豆理事長が立ち「遊技業界の現況・今後について」とのテーマで現状、遊技業界が置かれている状況や問題点などについてレクチャーした。その中で、IR法案の進捗によって、依存症問題の対応を含めたロビー活動や情報発信を積極的に行っていかねばならない。まさに業界が一丸となって進んでいかねば先はないとした。