同友会 業界自らが正していける自浄作用を発揮する時

一般社団法人 日本遊技産業経営者同友会(東野昌一代表理事・写真右)は9月21日、オーラムにおいて9月定時理事会を開催。午後3時50分から始めた定例理事会には、正会員、賛助会員合計167名が出席した。午後6時過ぎから、東野代表、金光淳用副代表が記者会見に臨み、回収撤去状況について「やるときはやるというのは当たり前の話」と健全化への不退転の姿勢を強調した。

■日工組より提示された回収対象遊技機(期限8月末)の撤去状況について。全機連において、現在最終集計している段階。同友会としては、全会員が撤去したと報告。8月24日の8月度定例理事会において、撤去しない会員に対して会員資格を停止する事を決議していた。この対応について東野代表は、「他団体に先んじてやろうと、業界自らが正していける自浄作用のある産業づくりをを目指す同友会として当然、健全化を率先していくため、会員資格停止を決議した。その意味では、最初から違反者が出るという発想の決議ではない。12月末の第3次の撤去についても、全員が撤去していく。業界全体でわずかとはいえ、真面目に取り組んでいる人がバカを見るような事では、迷惑な話。本来の道筋に沿って、まず撤去し、そして次のステージに進む事だ。業界の未来を考えるほどに、撤去のための協議が未だに続けられているという事は、業界のためとは思わない。10月を目処にハッキリした指針を業界挙げて打ち出すべきと考えている。10月からは日電協、回胴遊商が加わり9団体連絡会議となる訳で、今後に影響を残さないよう、ハッキリしていかなければならない」と述べていた。

【主な報告事項】
(1)点検確認者用腕章装着開始について/日工組・全商協から、9月よりホールでの部品交換後の点検確認作業する際、腕章を装備して行くことの連絡 (2)7団体連絡会議における決議事項に基づく中古ぱちんこ遊技機の取扱いについて、8月26日付中古機流通協議会からの連絡 (3)日電協・回胴遊商から、パチンコ・パチスロイメージ映像配信の終了のお知らせについて (4)日工組・日電協から、新基準に該当しない高射幸性遊技機(回胴式遊技機)設置状況の推移(2016/07/31)について (5)2016年8月23〜25日、稚内夏季合宿について、68名参加・ストアコンパリゾン49名参加 (6)南三陸町福興市かがり火まつり支援について、のべ36名参加 (7)遊技産業健全化推進機構への拠出金(36万7000円余)について (8)リカバリーサポート・ネットワーク第7回通常総会について (9)日遊協定時理事会について、ちょいパチ導入について同友会も積極的に検討する予定 (10)7団体連絡会議(9月12日)について3委員会内の分科会活動報告。

○人材活用委員会(清水文徳委員長/ネクストステージ研究分科会(会員企業で働く年齢層について実態調査)、店長マネージメント分科会、女性社員による交流研修運営分科会、採用関連分科会、人事交流分科会
○営業システム委員会(浅野哲洋委員長)/入替・自粛の検証研究、ホール営業・遊技機分科会、建物・設備分科会、セキュリティー分科会
○経営戦略委員会(金貴如委員長)/禁煙・分煙の調査研究、財務研究分科会(事業承継)、パチンコ集客研究分科会(遊技人口増加に向けてパチンココンテスト案、トイレ検索アプリへの積極登録)