全遊振 今後の展望についてセミナー開催

一般社団法人 全国遊技ビジネス振興会(曽我部康二会長)は1月18日、都内台東区の上野ホテルパークサイドにおいて、今期第1回目となる定例セミナーを開催した。改正風適法が施行される2月1日を目前とした今回のセミナーでは、同会の三井慶満顧問が「今後の業界の展望」、(株)チャンスメイトの荒井考太代表が「新規則機元年、スペックの変化と活用術」、更に新春基調講演としてサロン・ド・バンビーノの藤崎達宏代表が「天才棋士藤井四段も学んだモンテッソーリ教育」についてそれぞれ講義を行った。

開催に先立ち、挨拶に立った曽我部会長は、店舗管理者の責務として新たに盛り込まれる依存症対策について2月1日以降、RSNのポスター掲示を必ず行ってほしいと呼びかけた。特に22日からの通常国会でギャンブル依存症対策の強化に関する法案の審議が行われ、世間的にも関心が高まる事が予想される。業界として各ホールがしっかりと責務を果たしていく事が大切だと同氏。「当会も新規会員が増えてきております。今年は様々な研究や研修等、新しい事を始めていきたい」と述べた。

三井顧問は改正風適法施行後、風適法施行規則の管理者の業務にあたる第三十八条において、その中の業務委託に関する条文【営業所における業務の一部が委託される場合において、当該委託に係る業務の適正な実施を図るため必要な当該委託に係る契約の内容、業務の履行状況その他の事項の点検の実施及びその記録の記載について管理すること。】(11項)に関して意見を述べた。「ホールではコーヒーワゴンや清掃、中には芸能人の来店招致など、ホールが依頼する様々な業務があります。業務委託を行う際には従業員名簿の不備等が無いようこれからも気を付けて下さい」と呼びかけた。