全日遊連 17日着任した新課長が行政講話の予定(速報版)

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は1月17日、第一ホテル東京(都内港区)において1月定例全国理事会(理事52名中47名出席)を開催。阿部理事長は、「引き続き厳しい状況が続いていますが、執行部一同一丸となって皆様のお知恵をいただきながら、業界発展のために全力を挙げて参りたい」と挨拶した。

挨拶では、
①パチンコ・パチスロ依存問題への対応(「『パチンコ依存問題対策基本要綱』及び『パチンコ・パチスロ産業依存問題対策要綱』の制定)
②遊技機の共同開発について(ドリームクルーン2は1月15日時点で599台の注文数)
③ホールにおける受動喫煙対応について
特に3点に言及し、協力を呼びかけた。

その中、②ドリームクルーンの低調受注について、「今回の販売結果を受け、安くしても買わない。それなら高く売ろうという考え方がメーカーの中で浸透してしまうと今後の遊技機価格の高騰に歯止めをかける施策が滞りかねません。まずは、こうした低価格の遊技機を積極的に購入して、我々ホール側としてお客様に長く遊んでいただけるよう、考えていく事が重要な事だと思います。ホールの使い方で名機となった遊技機は少なくありません。安かろう悪かろうと決め付ける事なく、私たちホール側が長期稼動するように育てていけるような状況を作っていく雰囲気となれば、メーカーの考えも変わっていくのではないでしょうか。現在進めている共同開発機について、今回のような販売実績では社内の合意形成を得る事は難しいのと、少なくても1000台ラインは必要との考えを受けています。旧規則機の入れ替えで今後ますます経営環境が厳しくなる事が予測されますが、こうした取り組みの重要性を今一度ご認識いただきたいと思います。引き続き皆様のご意見をいただきながら、こうした共同開発の取り組みは積極的推進していきたいと考えています」と主旨を再度強調した。

③受動喫煙の防止対策において、「パチンコホールの喫煙率が高いという状況の中で、パチンコ業界の対策について社会の関心は、とりわけ高いと思われるところです。組合員皆様方におかれましては、4月1日以降の、自店の受動喫煙対策について適切に対応していただきたく、改めてお願い申し上げます」と業界挙げた分煙対策の取り組みを要請した。

なお、15時より、17日付に着任となった小堀龍一郎保安課長(前・人事課人事総括企画官)が講話(山田好孝保安課長は生活安全企画課長へ)の予定。