全日遊連 令和は、依存対策に本腰の年

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は4月19日、第一ホテル東京(都内港区)において4月定例全国理事会を開催(理事52名中45名出席)。記者会見には、阿部理事長、片山晴雄専務、社会貢献機構の廣田卓也専務理事が出席した。記者会見では、第2回ギャンブル等依存症対策推進本部が4月19日(午前8時10分〜25分)開かれ、閣議決定したギャンブル等依存症対策推進基本計画に沿った取組みについて、再確認した。

<主な質疑内容>
■ギャンブル等依存症対策推進基本計画について
19日朝に閣議決定された基本計画について感想を聞かれた阿部理事長は、「私は関係者会議の委員の一人として、業界の取り組むべき施策について意見しました。今回、ATM撤去については『施設内・営業所内のATM等の撤去“等” 』と、等が加わりました。受け止め方に混乱が生じるのではないかと意見したつもりですが、結果こうなりました。関係者会議の議事録が出ましたらやりとりの経緯を確認いただきたい」とした。また、関係者会議と平行してパブリックコメントの声が反映されてこない事について、委員から苦言が出されたが「日程的に同時進行のスケジュールで難しかったようだ」と事務方の事情とした。「基本計画が文字通りに徹底されるならば、業界にとっては厳しい。ただ、これまで業界が取り組んできた事項、進行中のものがほとんどです。今後は、その進捗により課題が生じればまた対応していきたい」と関係者会議委員の任期3年あり、その都度具申したいと述べた。

「ギャンブル等依存症問題啓発週間(5月14日〜5月20日)」の5月14日、なかのZERO(東京都中野区)において、「パチンコ・パチスロ依存問題フォーラム」が対応スタートの一つとなる。

【理事会議案・報告事項】
<決議事項>
○2019年度通常総会資料(6月20日・議案等)の検討について(承認)
○2020年度第30回全国パチンコ・パチスロファン感謝デーの実施について(承認)
(1)パチンコ・パチスロ依存問題への対応について
(2)全日遊連「ロゴマーク・キャッチコピー、マスコット使用規程」について/使用規程がなかったため。
(3)中古機流通協議会の開催(3月25日)結果について
(4)2018年度各都府県方面遊協による「立入検査」及び全日遊連「立入・巡回指導」の実施状況について
(5)詐欺と思われる「攻略法販売」及び「打ち子・会員募集」業者に対する注意喚起活動について
(6)全日本社会貢献団体機構からの報告について
(7)貯玉補償基金理事会の開催(4月10日)結果について
(8)その他