全日遊連 サミット開催に伴う入替自粛期間を決議

全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)は2月12日、臨時全国理事会において、伊勢志摩サミット開催に伴う遊技機入替自粛期間を決議した。

入替自粛はサミット開催に伴い、欧州、中東等で頻発するテロを踏まえ、治安維持活動に問題が生じないよう、ホール業界として警察の業務負担軽減に寄与すべく、警察官等が営業所に出向いて実地調査(いわゆる「警察検査」「入替検査」)を行わなくて済むようにするとの趣旨。決議事項によると、全国一斉の遊技機の入替自粛期間は平成28年5月2日(月)から5月27日(金)までとして、首脳会議や関係閣僚会合の開催に伴い、期間の延長等、本決議以上の取り組みが必要な場合は、各都府県方面組合の判断で個別に対応するとの事。尚、遊技機入替自粛には、新台、中古機、チェーン店間移動を含むものとする。

期間の設定は、テロ対策が強化されるサミット警備への協力という観点からすれば、ある程度の期間を確保することが必要となるが、一方で、入替対象となる検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機への対応を先送りしているとも受け取られかねない長期間の自粛は避けなければならず、治安維持活動への協力と健全化への取組みとのバランスを考慮した。国を挙げての行事が無事終了するよう、業界としての協力姿勢を社会に示すには、業界の足並みが揃っていることが重要であるため、今回の入替自粛は期間を定め、全国一斉に実施することとした。