全商協 「森の長城プロジェクト」に参加し植樹活動

全国遊技機商業協同組合連合会(中村昌勇会長)は7月4日、福島県相馬市の相馬光陽サッカー場「平成の杜」植樹祭に参加し、社会貢献委員会のメンバー31名がボランティアと一緒に6000本の植樹活動を行った。

「森の長城プロジェクト」は、元総理の細川護煕氏が理事長を務める団体で、東日本震災の被災地沿岸部に津波から命を守る森の防波堤を築くため、震災瓦礫を埋めた盛土にシイ・タブの木々を植樹して森にしていくプロジェクト。復興から立ち上がっていく日本のシンボル的事業になるよう取り組んでおり、これまで合計20万8600本を植樹してきた。

今回の相馬光陽サッカー場「平成の杜」植樹祭は、約1800平方メートルのサッカー場を取り巻く盛土に、ネズミモチやモチノキ、ヤブチバキ、シロタモなど20種類の苗木6000本を植樹する活動。全商協は社会貢献活動の一環として、公益財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」の活動に賛同しており、社会貢献委員会からは、今村敬喜委員長のほか、北海道から九州までのメンバーや事務局など31名が参加した。メンバーは手渡された軍手で苗木を植え、その間にワラを敷き、ワラが飛ばないよう縄を張るなどの一連の植樹活動を約1時間にわたって行った。今村委員長は「今回2回目で、やり方が分かっていたのでスムースにやることが出来た。皆と一緒に楽しくやることができました」と語った。

なお、植樹に先立っての開会式には、タレントのルー大柴さんやクマもんもゲストとして応援に駆けつけて、サッカー少年達と一緒に「植樹祭」を盛り上げた。その中で、立谷秀樹清相馬市長は「もう4年4ヶ月になるが、震災への想いは消えることはない。亡くなった方々への想いに応えるためにも、復興をしっかりとやっていかねばならないと思う。今日は、防災に強く緑溢れる相馬にしていくため多くの皆さんに後押しして頂けることを感謝している」と、参加者にお礼の言葉を述べていた。