京都遊協 創立50周年記念式典開催

京都府遊技業協同組合(白川鐘一理事長)は5月29日、京都市中京区のANAクラウンプラザホテル京都において、創立50周年記念式典ならびに祝賀会を開催した。

冒頭、挨拶に立った白川理事長は、組合創立から現在までを振り返り、先人達が残してくれた良き伝統と功績を汚すことなく、これからも様々な形で社会貢献活動に寄与しなければならないと語った後、「地域と共生し憩いの場を提供するという、身近で手軽な大衆娯楽としてのパチンコ。日本の文化として継承し、更に発展させることが、先人達の描いたであろう、熱き思いに直結するものであると確信します。創立50周年という大きな節目にあたる本年、先人から学んだこと、そして伝統や責任の重大さを今改めてひしひしと感じております」と述べ、次の時代へ向け組合が一致団結しながら前進していきたいと意気込みを語った。

続き、50周年の記念事業として京都府赤十字血液センターへ対し、献血バス(小型の移動採血車)の贈呈が行われた。京都市内は狭く入り組んだ道路事情から、一般的な大型献血バスではなく、小型献血バスの需要が高いエリア。同センター保有の小型バスは老朽化が進んでおり、更新を計画していたものの多額の自己資金が必要という問題を抱えていた。今回寄贈した献血バスは「球都号」と名付けられ、地域に適した献血バスの運用モデルとして活用される。贈呈式では白川理事長より日本赤十字社に対してゴールドキーが手渡された後、その功績を称え金色有功賞が贈呈された。尚、式典開始前には組合員等を対象に献血活動を実施。31名が受付を行い、30名(全て400ml)の採血が行えた。

来賓には京都府の山田啓二知事(代理:山内修一副知事)や京都府警察本部生活安全部の蓑田一広部長ら多数が列席。山田知事の祝辞を代読した山内副知事は、福祉基金や車椅子駅伝への協賛といった、京都遊協が継続して行なう社会貢献活動に謝辞を述べ、「地域社会が暖かな思いやりで結ばれる、絆で繋がれた社会の実現に向け、引き続き支援して頂きたい」と協力を要請した。

ゴールドキーを贈呈

地域に適した小型献血バス「球都号」

祝賀会では京都の伝統芸能やイリュージョンが行われた