マルハン&ダイナム パチンコ業界の「未来の働き方」について合同企画

(株)マルハン(本社/京都、東京)と(株)ダイナム(本社/東京都荒川区)は9月21日、ダイナム本部10階会議室において、両社合同の「パチンコ業界の『未来の働き方』を考える」を開催した。これは「女性の活躍推進」と「働き方改革」について情報交換を行い、業界が抱える課題や働き方、業界の今後や未来について両社共同するキックオフイベントとなった。

企業で働く一人ひとりが、スムーズに働ける環境・仕組み・きっかけを生みだし、企業・組織力を高めていくというダイバーシティの取り組み。その具体的な実現の一つとして、女性活躍推進の取組みを両社同時期にスタートさせている。今回、両社の女性社員精鋭15名が集まり、約4年間の取組みを共有すると共に、パチンコ業界の未来の働き方についてディスカッションした。

女性の採用・定着という面では、女性採用強化、女性定着強化、教育。働き方改革推進という面では、店舗・労働時間。ダイバーシティに関わる取組、制度という面では、トライアル店舗、セミナー・研修、両立支援制度(育児フォロー)、復職フォロー、再雇用制度。その他(表彰、自治体参画等)という面で、両社で実施している取組み、課題等を話し合い共有していた。

両社の担当責任者から、間篠彰規部長(マルハン東北営業部)は、「ダイバーシティ実現に向けた取組みの中で感じているのは、期待する反面、難しいと思うところもあります。現場を預かる管理者という立場は、これまで通り、間違いなく実行するという保守的な面があるものです。その中でスタッフ一人ひとりの多様性を受け入れ、職場環境を整えるという事に苦手意識が働きやすい。意識を変えるという現状打破が必要になると思いました。こうした場で問題共有できた事を有り難く思いました」。望月晴子部長(ダイナム人材開発部)は、「ライバルは競争だけではいけない。お互いが成長し合うからライバルなのだ、という言葉があります。正に今、両社が成長し合う良い機会をいただきました。 両社の成長は、業界の活性化・成長につながっていくと思います」とそれぞれ開催意義を述べていた。

オブザーバー出席した両社役員から、藤田進本部長(マルハン取締役員)は、「このダイバーシティの取組みはまだ始まったばかりです。もちろん課題も沢山あります。今日の合同企画で両社の価値観を更に発揮して最高の機会になっていけばと思います。素晴らしい機会、皆さんの挑戦を有り難く思います」。保坂明部長(ダイナム取締役・経営企画部)は、「企業の悩みというものは、各社共通するところがある事を感じました。女性活躍推進がなかなか進まない問題。業界が旧態依然とした結果が今、吹き出しているのだろうと思います。ここのところを根本的に変えていく事で、開かれた業界・認知される業界になると思います。色々な局面でマルハン社様と共同して、新しい風を業界に吹き込んでいきたい」と述べていた。

参加者全員で記念撮影

両社合同企画の実現を喜ぶ担当者(左より間篠部長、望月部長、森部部長、保坂部長)

座談会の模様

【株式会社マルハン】
【株式会社ダイナム】