パイオニア 故野口三次会長お別れの会

(株)パイオニア(本社/大阪府東大阪市)の創業者であり、代表取締役会長だった故野口三次氏のお別れの会は7月10日、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)において執り行われた。業界関係者約500名余が献花を行い、故人の遺徳を偲んだ。

故人は、1972年遊技機メーカー(株)パイオニアを設立。同社「ハナハナ」シリーズをPRするために「ハナハナの日」を制定。同社は、1980年回胴式遊技機(パチスロ)の製造団体・日電協創設時の9社の一つとして参画。日電協では理事、監事を歴任し、1990年より2001年まで副理事長。日遊協では、理事を歴任し、1998年から2002年まで副会長の要職をつとめていた。

故人は兵庫県淡路島・旧南淡町(現南あわじ市)出身であり、2004年に淡路工場(同市福良甲)を完成。地元への社会貢献の他、2011年に始まった淡路工場でのイルミネーション点灯は地域の冬を美しく彩る風物詩として知られている。かねてより病気療養中だったが、4月18日満80歳で逝去した。