アサヒディード 男性社員参加の「女性管理職研修」を実施

(株)アサヒディード(本社/大阪市中央区)は7月13日、同社本社において、店舗社員を対象とした「女性管理職研修」(男性4名、女性8名)を実施した。

現在、アサヒディード総合職で勤める全女性社員は「女性管理職研修」を受講しており、「女性視点」「女性目線」という抽象的なものの育成ではなく、利益を上げるために女性特有の弱点を克服していくような研修コンテンツを準備し提供している。同社では、2015年度より積極的に「女性管理職研修」を取り入れて育成を図っており、今年度は「女性管理職研修」と謳いながらも男性管理職数名にも参加を促し、男女ともに研修する事で「女性育成」をステップアップさせる事ができている。

今回の研修は、(株)ママココの中島三栄子代表を招き、「自分に期待されている役割を認識し、自らキャリアアップを考えられるようになる」「会社の利益への貢献、仕組みを理解し、言動ができるようになる」を目的に、「全ての社員が100%で力を発揮できずにいるのはおかしいのではないか。このままでいいのだろうか」という意識を持ち、ダイバーシティ(多様性)の中で、自身の意見を持ち、発信力を高めて欲しいという想いがある。

今回の受講後、女性社員は「決して、男性には負けない仕事ぶりだと自分では思っているが、実際に研修を受講する事で、自分への『甘さ』はまだあるように感じた」。一方、男性社員は「男性上司の元でこれまで働いてきたので、『上司の意見=正しい』になっていた。女性と一緒に研修を受け、今後は同僚・部下の女性の意見もたくさん取り入れていきたい」とそれぞれコメントした。